
菅野智之投手(コロラド・ロッキーズ)が5月16日、日米通算150勝をマークした。本拠地クアーズフィールドでのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発した菅野は5回を7安打2失点に抑え、今季4勝目をあげた。
試合開始1時間前、食事をして30分で体調を崩した、という。「ちょっと吐き気と下痢が。食あたりだと思うんですけど。急に気持ち悪くなってしまった。腹をくくって投げると決めた以上は、しっかり投げようと決めました」と薬を飲んでの決意のマウンドだった。
打者有利のクアーズフィールドで7安打を浴び、3四死球を許したが、2失点と粘った。「よくはなかったですけど、(2、5回を)最少失点で切り抜けられたのはよかったとは思う。根気強く投げられたかなと思う」5回は1死から連続二塁打で1点差に迫られ、なおも1死二塁で3番・ペルドモを中飛、4番・アレナドを一ゴロに仕留めた。

東海大を卒業後、ドラフト1位で入団したNPBの読売ジャイアンツで2013年4月に初勝利。日本での12年間で276試合に登板し、136勝(74敗)。MLBのボルチモア・オリオールズに移籍した2025年は30試合に先発して10勝(10敗)をあげ、今季からプレーするロッキーズで9試合に投げて4勝目。14年目、36歳で150勝に到達した。大卒投手で日米通算150勝に到達したのは、黒田博樹、和田毅に続いて3人目となった。
「素直にうれしい。本当に、自分一人の力ではここまでは到達できなかったと思う。ジャイアンツ(巨人)のチームメートであったり、去年のオリオールズのチームメートであったり、今のこのチームメートにすごく感謝している。ただ、通過点なので、また次の151勝目を目指してやっていきます」と話した。
「毎日、充実している。こっち(MLB)に来られたことは、僕にとってすごく大きなこと。まだまだ、そういうもの(勝ち星)を積み重ねられるように頑張っていきたい」と意気込みを口にした右腕。トレーディングカードも日米で多く、作られてきたが、残念ながらこの日の熱投はTOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」にはならなかった。

オリオールズ移籍の前年に、PANINI社が読売のユニホームでチーム名を消してトレーディングカードが作られた菅野。これは北海道日本ハムファイターズのユニホームでチーム名を消してカードが作られた大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)と、日本人選手では2人しかいないエピソードである。2度目の出場となったワールドベースボール・クラシック(WBC)のカードは日本代表侍ジャパンのチームセットに収録されたが、今年のTOPPS「Series 1」のレギュラーカードはオリオールズのユニホームだった。ロッキーズのユニホームでの菅野のトレーディングカードを早く、見たい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























