AFCチャンピオンズリーグ2の決勝が5月16日、リヤドのキングサウード・ユニバーシティー・スタジアムで行われ、ガンバ大阪がアウェーでアルナスル(サウジアラビア)に勝利。2015年の天皇杯以来、11シーズンぶり10冠目のタイトルを獲得した。
大会前身のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は2024-25年シーズンから、ACLE(エリート)やそれに次ぐ大会のACL2などに改変。前回のACL2決勝は東地区のホームで開催され、今回は西地区のホーム開催となった。準決勝でバンコク・ユナイテッド(タイ)を2戦合計3-1で破って東地区を制したG大阪は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや同FWジョアン・フェリックスらが所属するアルナスルの本拠地リヤドに乗り込んだ。
4月4日から5月10日まで37日間で11試合を戦う過密日程を終え、13日に現地入り。前日の公式会見でイェンス・ビッシング監督は「ここまでの道のりは長く厳しいものだった。(明日は)クラブにとっても歴史的瞬間の日」と話していた。DF中谷進之介は「攻撃的にいくのか守備的にいくのか」と問われ「僕らは攻撃的なチーム。アグレッシブにいきたい」と話した。

試合は完全アウェーの中、序盤はアルナスルのペースで進んだ。前半8分にはFWアブドゥルラフマン・ガリーブにシュートを打たれるが、U23アジア杯で最優秀GK賞を受賞した荒木琉偉が冷静にセーブした。19分にもFKからの流れで相手の左サイドからクロスを上げられ、DFイニゴ・マルティネスにヘディングシュートで合わせられたが、ここも荒木がゴールを阻んだ。その後もクリロナやJ・フェリックスの攻撃を守備陣が体を張って守った。

中谷が口にしたように、イレブンはその一瞬を見逃さなかった。前半30分、荒木のシュートストップから果敢にボールをつないで攻め上がると、相手ゴール前で元チュニジア代表FWイッサム・ジェバリが相手守備の一瞬の隙を突き、スウェーデン出身FWデニス・ヒュメットにラストパス。ヒュメットが反転しながら右足でシュート。アルナスルのブラジル代表GKベントも及ばず、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックでのオフサイド確認も済み、G大阪が先制点をゲットした。

後半は交代カードも切り、一丸のプレスを緩めることなく、アルナスルの猛攻をしのいだ。ハーフタイムでヒュメットを下げ、FW南野遥海が最前線に。後半15分にはMF鈴木徳真とFW山下諒也を下げ、MF安部柊斗とMF奥抜侃志を投入した。
後半27分にはPA手前からマネの右足シュートを、荒木が横っ飛びでセーブ。31分にはJ・フェリックスにシュートを打たれたが、ゴールポストを直撃した。
後半35分には足がつったジェバリに代わり、FW宇佐美貴史が出場した。直後にはJ・フェリックスに押し込まれたが、DF岸本武流が体を投げ出してブロック。カウンターからC・ロナウドにもシュートを打たれたが、今度はDF三浦弦太が阻んだ。

残り時間を守り切って1-0で勝利。日本のクラブで初めてACL2の頂点に立ち、来シーズンのACLエリートのプレーオフ出場権と優勝賞金の250万ドル(約4億円)を手にした。タイトル10冠目は、鹿島の21冠に次ぎ、浦和と並ぶ国内2位タイとなった。
チームは帰国する5月18日夜、本拠地のパナソニックスタジアム吹田で「優勝報告会」を開催する。今回の快挙のトレーディングカードは今のところ、作られる予定はなさそうだが、ガンバ大阪イレブンのトレーディングカードはサインカードも含め、MINTモールに数多く、出品されている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。




























