2021カルビー「プロ野球チップス第1弾」が3月22日に発売される。Amazonでスペシャルボックスを注文しようと思ってサイトを開いたら、なんと、昨年11月に発売された2020「侍ジャパンチップス」を購入することをすっかり、忘れていたことに気が付いた。「第1弾」が発売されると、「侍ジャパン」は販売終了になる可能性もあるので、慌ててポチっとさせていただいた。

「侍ジャパンチップス」は2016年に発売スタート。今回は「第4弾」となる。Amazon限定の「スペシャルボックス」はすでに完売だったが、「スペシャルボックス」限定のカードはなかったようで、まずはひと安心。東京五輪がそのまま、開催されていれば、金メダルの可能性も高かっただけに、その余韻で完売もあったかもしれないこのトレカ。注文翌日に届いた2ボックスをさっそく、開封した。

1ボックスは22グラムのポテトチップが24袋入り。レギュラーシーズン版と違うのはポテチ1袋にカードが1枚付属。小袋にも「★キラカード1枚入り」と明記されている通り、すべてがキラカード。パラレルは箔サインのみ、となっている。

内訳は「レギュラーカード」27種とインサートの「スタメンカード」10種。それぞれに箔サインのパラレルがあるので、コンプリートを目指すなら74種類を集めなければならない。稲葉篤紀監督の裏面はチェックリストになる。

＃1 稲葉監督の裏面はチェックリスト

トレカの写真は2019年10・11月の練習試合、対カナダ戦で侍ジャパンに招集され、20年8月1日時点でNPBに所属している選手で構成。稲葉監督と、当時のNPBトップレベルの選手が侍ジャパンのユニホームで躍動している。

まずは1ボックス目。開封結果は「レギュラーカード」が16枚、「スタメンカード」が5枚でダブりはなし。箔サインは「レギュラーカード」が稲葉監督と鈴木誠也（広島東洋）の2枚、「スタメンカード」が山田哲人（東京ヤクルト）の1枚。なかなかの引きの良さだった。

レギュラーカード

インサート「スタメンカード」

箔サインカード（1ボックス目）

続いて2ボックス目。結果は「レギュラーカード」が15枚、「スタメンカード」が5枚。「レギュラーカード」で大竹寛（巨人）、山崎康晃（横浜DeNA）、甲斐拓也（福岡ソフトバンク）の3枚がダブった。箔サインは「レギュラーカード」が小林誠司（巨人）の1枚、「スタメンカード」が会澤翼（広島東洋）、山田哲人、鈴木誠也の3枚。箔サインが1ボックス目より1枚、多く出現した。

箔サイン（2ボックス目）

1ボックス目と2ボックス目で、抜け番は「レギュラーカード」が岸孝之（東北楽天）と近藤健介（北海道日本ハム）の2枚、「スタメンカード」が近藤健介の1枚だけ。37枚中34枚が揃い、約92パーセントのコンプリート率となった。また、ダブりは「レギュラーカード」が3枚、「スタメンカード」が1枚。箔サインでは「スタメンカード」の山田哲人がダブった。

感想としては、箔サインはともかく、全37種類はコンプリートしやすい反面、ボックスで購入し続ければダブる可能性が高くなるのは間違いない。2ボックスだけでは確実ではないが、それぞれのボックスはうまくダブらないようにシャッフルされている、と見た。ただ、コンプリを目指すなら、ボックス単位の購入は2ボックスが目安で、抜け番はシングルカードを探したほうがよさそうだ。

さらに、レギュラーシーズン版のお楽しみである「ラッキーカード」がないのは残念。少なくても「スペシャルボックス」の限定カードは欲しいところだろう。

ちなみに、レギュラーシーズン版の「スペシャルボックス」のポテチはコンソメ味になるが、「侍ジャパン」は「スペシャルボックス」も通常の「ボックス」もうすしお味。個人的にはうれしい。次回は「侍ジャパン」も「スペシャルボックス」を購入したい。

cove(ライター）
国内外のコレクションアイテムを収集し続けて30年あまり。MLBカードとバブルヘッドがメインだが、カルビー野球チップスの未開封段ボールが1990年分から自宅のロフトに眠っている。期限切れのポテチがどうなっているか、怖くて開けられない。元スポーツ紙ライター。