【コラム】伊藤大海のポスティングシステムでのMLB移籍を北海道日本ハムが容認! 米国製トレカは裏面にも注目!

北海道日本ハムファイターズは11月1日、伊藤大海投手のポスティングシステムを使ったMLB球団への移籍を容認することを発表した。

かねてからMLB挑戦を目標としていた伊藤は、海外フリーエージェント(FA)の権利がないため、MLB球団に移籍するには、パスティングシステム利用の球団の許可が必要だった。球団はこの日、伊藤のポスティングシステムを使った移籍を容認し、申請の手続きを開始したと発表した。

過去に北海道日本ハムからこの制度を使って、MLB球団に移籍したのは、2011年オフのダルビッシュ有投手や2017年オフの大谷翔平投手がいる。

伊藤は球団を通じてコメントを発表した。「メジャーリーグでプレーすることは幼い頃からの夢であり、ずっと目標としてきたことのひとつです。球団には自分の思いを理解していただき深く感謝しています。これまでメジャーリーグに挑戦された偉大な先輩方のように、自分も日本ハムファイターズへの感謝と誇りを胸に世界最高峰の舞台で勝負したいと思っています」と決意を示した。

29歳の伊藤は北海道鹿部町出身で、2020年に苫小牧駒澤大学からドラフト1位で北海道日本ハムに入団した。力強い速球と多彩な変化球に加え、ローテーションを守って長いイニングを投げられるのが特長で、1年目から10勝をマークするなどチームの先発投手陣の柱として活躍してきた。

29歳の伊藤はドラフト1位で日本ハムに入団し、速球と多彩な変化球を持ち味に1年目の2021年から先発投手陣の柱として6シーズンにわたって活躍した。

昨季はエースとして14勝8敗をマークし、195個の三振を奪って最多勝と最多奪三振のタイトルに輝き、最も活躍した先発完投型の投手に贈られる「沢村栄治賞」も初めて受賞した。今季は10勝10敗で5回目となる2ケタ白星をあげ、プロ6年間で通算65勝51敗、防御率は2.92の成績を残している。

また、オリンピック、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表侍ジャパンにも招集されている。

伊藤とトレーディングカードと言えば、2024年のエピソードが知られる。4月19日の対千葉ロッテ戦で7回6安打3失点と粘投。チームのサヨナラ勝利を呼んだ。この試合後で「一瞬でも背が高い夢を見せてくれたので感謝したいです」とユーモアたっぷりに笑ってみせた。

実は、この日までに、「2024プロ野球チップス第1弾」を販売するカルビーが、公式サイトで伊藤のカードのプロフィール欄に誤表記があったと謝罪し、交換を発表。身長を「176cm」とすべきところを「176m」としていた。

体重1㎏でも、身長1㎝でも、その差にこだわるアスリートは多い。それが、単位違いの身長176mである。カード制作担当者は「やってしまった」とがっくりしていただろう。そこで出た、伊藤のひと言に担当者は救われたはずだ。176mではないほどだが、伊藤の器の「大きさ」が証明された。

米国製カードでも表記ミスがたまに起こる。それでも、伊藤は笑って許してくれるはず。そして、その投球と同様に、その男気は米国のファン、コレクターにもすぐに認めてもらえるだろう。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。

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