スピードスケートの「全日本距離別選手権」は10月25日、長野・エムウェーブで最終日を迎え、女子1500メートルを行い、野明花菜(立大)が、1分57秒84の自己ベストで初制覇を果たした。
野明はミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、女子パシュート(団体追い抜き)で髙木美帆さん、佐藤綾乃さんと組んで3位決定戦で米国を破り、銅メダルを手にした。この種目で日本は3大会連続のメダル獲得となった。

この日は最初の300メートルをメンバートップの25秒68で入るとスピードに乗り、最後の1周(400メートル)のラップもトップの33秒17。久保杏奈(JTB)を0秒03差に抑えて勝利した。「こんなことになるとは思っていなかった。本当にうれしいです。びっくりです」と笑顔を見せた。
両親はともに元スピードスケート選手で、父・弘幸さんは男子1500メートルの元世界記録保持者で、1998年長野、2002年ソルトレークシティーと2大会連続でオリンピックに出場した。、母・三枝さん(旧姓・上原)も1992年のアルベールビル大会に出場した。レース後、涙を流す父の姿を見て「お父さんが泣いててめちゃくちゃ、うれしくて。いつも『なんでそんなにできないのかな』って言っているので」と話し、また笑った。
女子1500メートルと言えば、昨季限りで引退した髙木美帆さんが10連覇していた。「先輩たちにはかなわないんですが、それでも自分のベストは一気に更新できた。これを期に1500メートルも頑張れるようになったらいいなと思います」と話した。
大会の全日程が終了したこの日、髙木美帆さんと佐藤綾乃さんが会場に登場し、引退セレモニーが行われた。ふたりは花束を受け取った後、スケート靴をはいて、先に引退した髙木さんの妹・菜那さんや、野明ら現役選手と団体パシュートのように隊列を組んで、最後のスケーティングを見せた。

髙木美帆さん、佐藤綾乃さん、髙木菜那さんは、エポック社の「TEAM JAPAN」シリーズでトレーディングカードが作られている。ミラノ・コルティナオリンピックのメダリストカードは作られなかったため、野明のカードはまだ、ない。
4年後の2030年のフランス・アルプス冬季オリンピックへ「(ミラノ・コルティナ)オリンピックでいいことも悪いことも感じた。それをあと4年間、ちゃんと組み立てていって、4年後にしっかり結果をだせる選手になりたいなと思います」と話した。4年後と言わず、「新女王」へ、野明のトレカを早く観たい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























