米大手オークションハウス「Goldin Auctions」の最新回が10月24日までに締め切られ、大谷翔平(MLBロサンゼルス・エンゼルス)の北海道日本ハムファイターズ時代のBBMルーキーカードが5,227ドル(約59万円)で落札された。ミントの出品代行サービスを利用して日本から出品された。
このカードはBBM「2008 ルーキーエディション」の投打2種類あるうちの打者版。50枚限定の金箔サイン版で、PSAグレーディング鑑定で10点満点を受けていた。日本のトレーディングカードも出品され、「Goldin Auctions」だけでなく、米国内でもその地位を向上させており、なかなかの高額落札となった。
「Goldin Auctions」では過去に同じカードの100枚限定銀箔サイン版が7,995ドル(約88万円)で落札されており、発行枚数が少ないにもかかわらず、落札額が下がる結果になった。これについて、「大谷のトレカは今年の大谷フィーバーでGoldin Auctionsでも多く、出品されています。MLBはワールドシリーズで盛り上がっていますが、大谷はプレーオフ進出がかなわず、その投打を観ることができない。タイトル争いもリアルタイムで観れないのです。そんな時間差が影響している」と関係者は解説する。
大谷は10月26日、ヒューストン・アストロズの本拠地、ミニッツメイド・パークで開催されたワールドシリーズ第1戦の試合前に、コミッショナー特別表彰を受けてた。事前に情報が少なかったこともあり、大谷の登場に球場は大盛り上がり。久しぶりの「ナマ大谷」に、テレビ観戦していた日本のファンも喜んだ。日米ともにMLBの来季に思いを馳せた。
ミントの出品代行サービスでは日本でトレカを預かり、米国の「Goldin Auctions」に送る。実際にオークションに登場するタイミングは「Goldin Auction」側で判断して出品される。ボクシングのパッキャオの日本製トレカはタイトルマッチ前に出品されたため、落札額を伸ばしたように、そのタイミングは大きなカギとなる。米国内でのテレビでの、その選手に関する特番放送なども少なからず影響を及ぼすようだ。
大谷のトレカも日本、米国製にかかわらず、一時期のように落札額が跳ね上がることが少なってきているのは事実だろう。前述の関係者は「逆に言えば、大谷トレカは今は売り時ではなく、買い時と言えるのです。また、来年のMLBレギュラーシーズン開幕前からまた、大谷トレカは大谷の記録ラッシュに向けて落札額を上げ、ベーブ・ルースの10勝&40本塁打を達成したり、タイトル獲得になれば、今年以上に市場価格は上がるでしょう」と予想した。
米国内での詳しい動きがわからない日本のコレクター、ファンのために、ミントでは出品のタイミングについても相談に乗ってくれる。出品代行サービスをうまく活用したい。
※「Goldin Auctions」での落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部