こんにちは!ミント名古屋店店長の藤池です!
交流戦も終了し、レギュラーシーズンも約半分が終了。今シーズン一気にブレイクした選手も出てきていますね。オールスターや来年の日本代表にも期待が膨らみます。
今月も12球団からそれぞれ注目選手をピックアップしてみました。ぜひぜひ、真夏のプロ野球観戦のおともにも、本コラムをご活用ください!
●セントラル・リーグ
■読売ジャイアンツ 横川 凱 投手 #62
大阪桐蔭高校時代には、根尾(中日)、藤原(ロッテ)らとともに、春夏連覇を達成した事でも知られる、24歳の大型左腕。
今季は主にロングリリーフを主戦場とし、活躍中。育成契約も経験する等、紆余曲折ありながらも、這い上がり活躍する姿には、グッときますね。困った時にイニングを稼げるリリーフはどのチームでも重宝される存在。
このポジションで活躍し、先発再転向にも期待ですね。
■阪神タイガース 漆原 大晟 投手 #34
現役ドラフトでオリックスから昨季加入のリリーバー。24年は38試合登板でキャリアハイ。移籍で更に輝きを増しましたね。
層の厚い阪神リリーフ陣の中で、ショートリリーフから回跨ぎまで何でもこなします。WHIPも1を切っており、常に安定した内容。縁の下の力持ちで、居てくれると助かる存在ですね。
タフなリリーバーとして、更なる飛躍に期待です。
■横浜DeNAベイスターズ 入江 大生 投手 #22
作新高校時代は、今井(西武)とともに夏の全国制覇を達成。その後、明治大学を経てドラフト1位でプロ入りしたハイセンスな投手です。
22年にリリーフとして頭角を現し、57試合に登板。23年も夏ごろまで活躍していたものの、手術などもあり、離脱。24年は出場無し。1シーズン全休して迎えた25年は、開幕から全開でクローザーに定着しています。画面越しでも伸びのあるストレートと落差の大きいフォークボールが武器。
大魔神を彷彿とさせる背番号22のクローザーは、ハマのファンを熱くします。
■広島東洋カープ 高橋 昂也 投手 #34
花咲徳栄高校時代は世代屈指の好投手として、藤平(楽天)、寺島(元ヤクルト)と並び、高校BIG3に挙げられていた左腕。
高いポテンシャルを持ちながら、コンディション面の問題もあり、なかなか一軍定着とはなっていませんでした。そんな中、25年は5試合に登板し、8イニングを自責点1と好成績を収めています。
山本由伸投手や今井達也投手と同期の9年目。遅咲きの開花となるか。今後に注目です。
■東京ヤクルトスワローズ 伊藤 琉偉 内野手 #67
大学中退→独立リーグ→NPB入りという珍しい経歴で24年にプロ入り。
守備面の評価が高く、山田、長岡の二遊間をバックアップしつつ、レギュラーを狙っていく立場でスタートした今季。ケガ人が相次ぐ中、ショートのポジションで一気にブレイク。6月は3本塁打11打点と打撃面で見事な活躍を見せています。
かつての宮本慎也選手のような、攻守に欠かせない職人的な選手に成長してほしいですね。
■中日ドラゴンズ 橋本 侑樹 投手 #13
昨季は47試合に登板し、防御率1点台と大活躍だった、19年のドラ2左腕。
今季は開幕前の日本代表強化試合のメンバーにも選出され、球界全体で見ても、大きな期待を背負った左のリリーフに。
シーズンでも安定感のあるリリーフを続け、イニング数に近い奪三振数、防御率0点台など、素晴らしいスタッツが並びます。昨季の約半分の登板数でHPも昨季と同等まで伸びています。
背番号13のリリーフ左腕が、再び竜のセットアップを担います。
●パシフィック・リーグ
■福岡ソフトバンクホークス 野村 勇 内野手 #99
社会人卒4年目の28歳、二遊間を中心に複数ポジションをこなせる選手です。
22年のルーキーイヤーに二桁本塁打と盗塁を達成し、注目を集めました。
コンディション不良もあり、その後はなかなか活躍の機会に恵まれませんでしたが、
今シーズンは、チームに欠かせない存在へと成長。
高水準のOPSと得点圏打率は、打線の脅威となっていますね。
このペースでいけば、20-20にも到達できそうな成績で、
新たな5ツールプレイヤーの誕生が楽しみです。
■北海道日本ハムファイターズ 柳川 大晟 投手 #95
昨季途中には、一時クローザーも務めた、育成出身の4年目右腕。今シーズンは、更にパワーアップし、各種スタッツが向上しています。
リリーバーの中で重要視される機会の多い、奪三振率のアップが良いですね。若手選手の積極起用もあり、多くの選手にスポットライトが当たるファイターズ。
将来的な守護神候補の一人で、松山(中日)のように育成出身から、大事な場面を任される存在になっていくのかもしれません。
今後の活躍からも目が離せませんね。
■千葉ロッテマリーンズ 中森 俊介 投手 #56
明石商時代は、来田(オリックス)とともに、全国に名をとどろかせる存在でしたね。
高卒ながら、昨季までの1軍での登板機会は、18試合。先発、リリーフ両方を経験し、プロに適応してきました。
25年は、セットアップを経て、クローザーに。高い奪三振率を誇りながらも、四死球を抑え、K/BB 10越えと素晴らしい成績。パワフルなストレートとウイニングショットのフォークが冴えわたります。
生抜き投手が支えるリリーフ陣に、また一人頼もしい投手が加わりました。
■東北楽天ゴールデンイーグルス 中島 大輔 外野手 #32
ドラフト下位指名ながら、昨季は37試合に出場。
今シーズンは、すでに50試合に出場し、昨季を上回る数の安打を放っています。三木監督が就任し、チーム全体の盗塁が大幅に増えている中、自身も既に9盗塁と持ち味を存分に発揮しています。打点11としっかり得点にも貢献できている点も良いですね。
世代交代も必要とされるチームでレギュラーを掴む活躍が期待されます。
■オリックス・バファローズ 来田 涼斗 外野手 #38
先に紹介した中森(ロッテ)と明石商時代から、全国に知られた存在だった若手外野手。1年目から2本塁打を記録するなど、早くから大気の片鱗を見せていました。
5年目を迎えた今季は、ここまで打率3割をキープ。スタメン起用の機会も増えてきました。ファームでは4割近い打率を記録しており、無双状態。
生まれ持ったスター性も相まって、球界のスターになる日も遠くなさそうです。
■埼玉西武ライオンズ 滝澤 夏央 内野手 #62
育成からプロ入りした4年目の内野手。小柄ながら、抜群の守備力を誇り、主にセカンドで出場中です。
打撃の方でも、3割半ばの出塁率を記録しており、若手選手が並ぶ上位打線で的確な仕事ぶりを見せています。
チームに無くてはならない、職人タイプの好選手。レギュラー定着に期待です。
⚾️前回ピックアップ選手のその後(6月24日終了時点)⚾️
●セントラル・リーグ
■読売ジャイアンツ 増田 陸 内野手 #61
6月はやや苦戦も、キャリアハイの5本塁打に到達。得点圏では勝負強さも発揮。
■阪神タイガース デュプランティエ 投手 #20
6月19日のロッテ戦で来日初完封。WHIPは1を切る抜群の安定感を見せる。
■横浜DeNAベイスターズ 松尾 汐恩 捕手 #5
交流戦期間中はDHでの出場も。正捕手奪取へアピールを続ける。
■広島東洋カープ 末包 昇大 外野手 #52
6月は月間打率3割キープ中。新外国人にも負けない存在感で中軸に定着。
■東京ヤクルトスワローズ 岩田 幸宏 外野手 #64
キャリアハイの打席数を記録。三塁打数リーグ2位、守備と走塁でも貢献。
■中日ドラゴンズ 田中 幹也 内野手 #2
6月はやや不調ながら、交流戦でチームに勢いをもたらす活躍も。巻き返しに期待。
●パシフィック・リーグ
■福岡ソフトバンクホークス 岩井 俊介 投手 #27
6月4日の中日戦を最後に登板なし。次の機会に向け、調整を続けている。
■北海道日本ハムファイターズ 達 孝太 投手 #16
5登板5QSで4勝と文句なしの成績。球界のエース候補として注目度急上昇中。
■千葉ロッテマリーンズ 寺地 隆成 捕手 #65
出場機会を着実に増やし、正捕手の座も見えてきた。夏場の踏ん張りどころ。
■東北楽天ゴールデンイーグルス スペンサー・ハワード 投手 #15
6月は2先発で2勝。安定感ある投球でローテーションの一角を担う。
■オリックス・バファローズ 廣岡 大志 内野手 #30
打撃でキャリアハイペースを維持も、惜しくも離脱。早期復帰が待たれる。
■埼玉西武ライオンズ 菅井 信也 投手 #71
シーズン5勝目をマーク。このままいけば2桁勝利も現実的。成長株として注目。
次回もお楽しみに!
文:藤池雄一郎【MINT名古屋店 店長】
あらゆるスポーツの知識に長けたベテラン店長。特にプロ野球に精通しており、カードの知識も豊富。
現在はミント名古屋店の店長として、トレーディングカードの普及に尽力している。
様々なチームマスコットのファンでもあり、マスコット関連の知識はミントでも一番。応援チームはヤクルト・名古屋グランパスエイト。