フィギュアスケートの「グランプリ(GP)シリーズ」第1戦のフランス大会2日目が10月24日、アンジェで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位から出た中井亜美(TOKIOインカラミ)が、149.08点、合計219.74点で1位に。逆転優勝で、同大会2連覇を達成した。
この日のフリーは「パリのアメリカ人」を演じ、冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功。SPではミスが出た大技を決めて勢いに乗ると、続くルッツ―ループの連続3回転ジャンプ、3回転ループ―ダブルアクセル―ダブルアクセルの3連続ジャンプを決めた。完璧な演技で、演技後は右こぶしを突き上げた。
優勝が決まると涙が止まらなかった。「今日は名前がコールされるまで自分自身のことを信じることができなかったけど、最後みなさんの前に出た時に、こんなに応援されているということが分かって、最後自分を信じることができた。だからこうしてすごくいい演技ができたと思う」と話した。
昨季、シニアデビュー。GPシリーズでの鮮烈デビュー戦勝利からGPファイナル2位、ミラノ・コルティナオリンピックでの銅メダルと、怒涛の勢いと成長ぶりを見せた。「去年は、本当にチャレンジだけでこの場に来て戦って、それがすごく良くて、今回はプレッシャーも今回初めて感じたし、それを新しい挑戦と捉えながら今回乗り越えることができた」と18歳。
ミラノ・コルティナオリンピック金のアリサ・リュウ(米国)は今季休養し、銀の坂本花織は現役を退いた。メダリストとして見られる立場で結果を残し「また、ひとつ成長できたかなと思う」と重圧を克服した18歳は大きな手応えを感じた。
2季連続でのGPファイナル進出へ大きく前進した。次戦は、第4戦のスケートアメリカ(11月14日開幕)を予定している。「(GP)ファイナル出場も、今季大きな目標。今回の経験を次にいかせたら」と抱負を口にした。

ベースボールマガジン社(BBM)が5年に一度、制作するオールスポーツカード「Masterpiece」には、中井の初めてのトレーディングカードが収録されることが発表されている。BBM創業80周年を記念した今回の「Masterpiece」には「時を超え、競技を超えて-歴史を紡いだ輝きが、いま集う」のサブタイトルが躍る。中井の輝きは初のトレカで、さらに増していく。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























