いよいよ、世界的な名門クラブであるリバプールFCが「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団」で、日本にやってきます。
欧州の強豪クラブが来日する機会は、近年では定着してきましたが、それでもなお、サッカーファンやカードコレクターにとっては特別な時間といえるでしょう。
リバプールというクラブの魅力は、栄光の歴史とともに、その時代ごとに象徴的なスター選手を輩出してきたことにあります。
スティーヴン・ジェラード、フェルナンド・トーレス、そして現在もチームの顔として活躍するモハメド・サラー。
このような選手たちの存在は、世界中のファンの記憶、そしてトレカコレクションの中にも刻まれています。
トレーディングカードは彼らの姿、その活躍やストーリーまでもを個人として所有できる、貴重なコレクションです。
サラーのカードは今でも人気を集めていますし、ジェラードは今でもレジェンド枠カードとして収録されています。
一枚のカードの中に、選手の躍動とクラブの伝統が共存しているのです。
今回の来日メンバーには、サラーをはじめ、フィルジル・ファン・ダイク、ソボスライ・ドミニクといった実力者たちが名を連ねています。
彼らは欧州の各種カードシリーズにも多く登場しており、コレクターの間でも人気の高い選手です。
特に、ソボスライのような若手選手は、「ルーキーカード」としての価値も期待されており、将来の伸びしろを見込んで早期に集め始めるファンも少なくありません。
今回のリバプール来日は、日本のファンにとってもうひとつ特別な意味を持ちます。
それは、遠藤航の存在です。
ドイツ・ブンデスリーガでの活躍を経て、リバプールへの電撃移籍を果たした遠藤選手は、加入当初から次第にプレミアリーグの強度に順応し、月間MVPに選出されるほどの安定感と存在感を示しました。
チームを支え続け、重要な場面での起用も増えていったことで、クラブ内外での評価を確かなものにしています。日本人選手がリバプールのような世界的ビッグクラブでレギュラー争いを繰り広げる姿は、国内ファンにとって大きな誇りです。そして、この歩みは、トレーディングカードの世界にも反映されており、カードとしての価値も高まっています。
そして、仮に今回の来日試合で遠藤選手がピッチに立てば、日本国内でリバプールの一員としてプレーする姿を、初めて生で目にする機会になります。
これは彼を応援してきたファンにとっても、彼のカードをコレクションしてきたコレクターにとっても、とても嬉しい瞬間となるはずです。
こうした背景を踏まえたうえで、あらためて今回の来日試合を見てみると、単なるイベントマッチにはとどまりません。
過去のスター選手、現在の主力、そして関連するトレーディングカードの文脈を知っているファンにとっても、超名門クラブを身近に感じられる貴重な機会です。
実際に試合を観ることで、既に手にしているカードに対する印象が変わったり、新たに集めたくなる選手が見つかることもあるでしょう。
ぜひお気に入りのトレカと一緒に、今夜の試合を観戦してみてはいかがでしょうか。
文:伊藤航(株式会社ミント)
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