MLBニューヨーク・メッツは2月14日、藤浪晋太郎投手との契約を正式発表した。米メディアによると契約は1年335万ドル(約5億300万円)。藤浪はボルティモア・オリオールズからFAとなっていた。
藤浪はメジャー1年目の昨季、オークランド・アスレチックスで先発としてスタートし、7試合に登板したが結果が出ず、リリーフに転向。7月19日にオリオールズ移籍後は制球が安定し、2勝0敗、2セーブ、2ホールド、防御率4・85と好投した。2球団で64試合に登板し7勝8敗、2セーブ、5ホールド、防御率7・18だった。
メッツでの背番号は阪神タイガース時代と同じ「19」となった。昨季はアスレチックスで「11」番、オリオールズで「14」番だった。
「フジナミを我々の球団に迎え入れられたことに興奮している。彼が加わることで、パワーピッチャーという点で我々のブルペンにもう1人選択肢が増えた。彼がメジャーの投手としてさらなる成長をしていくことを楽しみにしている」とメッツのデービッド・スターンズ編成本部長はコメントを発表した。
メッツには昨季から千賀滉大投手が所属。メッツでプレーする日本人選手は藤浪で15人目で、メジャー球団では最多となる。
注目のルーキーとして藤浪のトレーディングカードはTOPPS社から数多く、発行された。アスレチックス時代はもちろん、オリオールズ移籍後もすぐにオリオールズのユニホームのカードが作られた。サインカードも多く、千賀や吉田正尚外野手(ボストン・レッドソックス)に比べ、入手しやすくなっている。
今年のTOPPS「シリーズ1」など夏前までに発売されるブランドにはメッツユニホームの藤浪のカードは収録されないことが濃厚で、お楽しみは球宴開けの後半戦に発売されるブランドになりそうだ。もちろん、その前に成績次第ではTOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」でカードになる可能性もある。MLB在籍2年目で3球団目のユニホーム姿の藤浪のカードを早く見たい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。