
ピート・クロウ=アームストロング(PCA)外野手が8月18日、本拠地リグリー・フィールドでのシカゴ・ホワイトソックス戦で先頭打者弾とサヨナラ弾の2本塁打でシーズン30本塁打をマーク。すでに、到達していた31盗塁と合わせ、MLB10人目、球団では史上初となる2年連続の30/30を達成した。
「1番・中堅」で先発出場したPCAは初回の第1打席、シアトル・マリナーズから移籍したホワイトソックス先発ルイス・カスティーヨから、初球を右翼スタンドへ今季5本目の先頭打者アーチとなる29号ソロを放った。
シカゴ対決は両軍が得点を奪い合う白熱の展開は延長戦に。無死二塁から始まるタイブレークの延長10回に6度目の打席となった先頭のPCAは、五番手ヘイゲン・スミスが投じたスライダーを完璧に振り抜き、右翼スタンドへ自身初のサヨナラ30号2ラン。打球が右翼フェンスを越えると三塁側ベンチの仲間を向き、バットを豪快に放り投げた。本塁打を確信したように歩き出し、本拠地のファンの大声援を楽しむようにダイヤモンドを一周。三塁付近ではヘルメットを地面に叩きつけ、最後は本塁で待つチームメートの輪に飛び込んだ。
海外メディアによると同一試合で先頭打者弾とサヨナラ弾をマークしたのは2010年8月7日にクリス・ヤング(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)が記録して以来、16年ぶり史上6人目の快挙となった。

「こういう時は、だいたい何も覚えていない。でも、いいバットフリップができた。それだけは分かっている初めてのサヨナラホームランは最高だった。シカゴのライバルチームとの対戦はいつもと全然、雰囲気が違う。ファンの声援を受けながらいつも通りに諦めず戦い続けた」とPCAは、試合後のグラウンドでのインタビューで、地元ファンの歌う「Go Cubs Go」をバックに感情をこめて話した。
24歳のPCAは闘志あふれる攻守が人気で、昨季の日本開幕戦でも日本のファンのハートをつかんだ。昨季はサミー・ソーサ以来となる球団2人目の30/30を達成。ソーサは1993年、95年と30/30を達成したが、2年連続は球団史上初となった。サイクル安打を記録するなど、今季の活躍ぶりには、大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)のMVPの対抗馬として名前が挙がっている。この日、大谷はコロラド・ロッキーズ戦で28、29号本塁打を連発して6年連続の30本塁打に王手をかけたが、PCAはひと足早く大台に到達した。

TOPPS社のオンデマンドカード「Topps Now」も早速、PCAの30/30カードを制作。購入者の中から抽選で当たる「Lucky Hit」には1 of 1の直筆サインカードが企画され「B2B(Back to Back)30/30 Season」のインスクリプション(添え書き)も入った。この日は大谷の1試合2本塁打も「Topps Now」になり、トレカでもしのぎを削っている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























