
「NTTドコモビジネスレディス」の最終日が5月3日、浜野ゴルフクラブで行われ、単独首位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が今季初勝利をマークした。7バーディー、1ボギーの66で回り、通算18アンダーとし、JLPGAツアー4勝目を飾った。
悪天候の影響で大会は3日間に短縮されたが、自称「アイドル」の笑顔は太陽のように輝いていた。短いウイニングパットを沈めると、両手を空に向かって広げて、ギャラリーに感謝の気持ちを表した。
3連続を含む7バーディーを奪って、2位に5打差をつける完勝。1年ぶりの白星に「このコースは大好きでいいイメージがあったので、今年も優勝できてうれしい。今はショットに自信があるので、自信満々にプレーできた」と話し、また笑った。

好調ぶりを物語ったのが9番だった。グリーンエッジまで残り約210ヤードで「調子がいいので、その勢いを出したかった」と、リスクのある池越えの2オンを狙った。3パットでバーディーは奪えなかったが、果敢に挑戦した。
身長158センチながら、16番ではティーショットは286ヤードを飛ばした。今季のパーオン率はJLPGAツアーでトップ。昨年と同じ優勝でも、今年はひとまわり、たくましくなった。オフに下半身を強化した成果で飛距離が伸び、第2打を小さい番手で打てるようになった、という。

昨年5月の「パナソニックオープンレディース」以来の優勝だった。「去年はどん底からの復活。でも、今年は春先からショットの仕上がりが今世紀最大といっていいぐらい調子がよかった。だけど、パッティングが入らない。今回はやっとすべてがかみあった印象です」と自己分析する余裕もあった。
ファンを集めたライブや、歌のCDデビューなど「アイドル活動」を続ける。不安障害の「広場恐怖症」で飛行機や船に乗れないことも公表している。「同じ病気の人で、私の活躍で頑張ろうと思ってくれる方がいる。人の役に立てたらプロゴルファーの意味がある」と話した。熱い思いを4勝目という結果にしてみせた。

エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では通算4枚目の菅沼の優勝カードを制作。ウィニングパットの瞬間の「アイドルスマイル」がカードになった。カードを観ているこちらも笑顔になる1枚だ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























