【コラム】ノーラン・ライアンの血染めのユニホームを配布! レンジャーズの球場プレゼントがスゴすぎる!

MLBテキサス・レンジャーズが、2026年のレギュラーシーズンで、本拠地のグローブ・ライフ・フィールドで開催する38のプロモーションイベントの日程を発表した。球団最多となる16体のボブルヘッド、、16種類のウェアラブルアイテム(ユニホームなど身に着けるもの)、そして6つの追加コレクターズアイテムが配布される。

2026年のSGA(スタジアム・ギブ・アウェイ)の中でも、コレクターの歓声と悲鳴が聞こえてきそうなのが、5月29日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でプレゼントされる1枚のユニホーム(レプリカ)である。

来年1月に80歳になるノーラン・ライアンさんは現在、ヒューストン・アストロズでエグゼクティブ・アドバイザーを務めている。27年間の現役生活で、324勝をマークしニューヨーク・メッツ、カリフォルニア・エンゼルス、ヒューストン・アストロズを経て、レンジャーズで1993年に現役引退した。「ノーラン・エクスプレス」と呼ばれた剛腕で11度の最多奪三振のタイトルを獲得し、通算5714奪三振は現在もMLB最高記録として輝いている。ノーヒットノーラン7回もMLB最多で、もちろん、殿堂入りを果たしている。

来場者に配布されるのは、そのライアンのユニホーム(ジャージー)なのだが、血染めのユニホームなのだ。その名は「ブラッディ・リップ・ジャージー(血まみれの唇ユニホーム)」である。

レンジャース傘下のマイナーでは血染めのボブルヘッドを配布(筆者のコレクション)

1990年9月8日のロイヤルズ戦。2回表、マウンドのライアンをボー・ジャクソン外野手のライナーが襲った。ボー・ジャクソンはNFLとの二刀流を実現した高い身体能力を誇るアスリートである。その強烈な打球はライアンのグラブをはじき、顔に当たった。ライアンは転がったボールをすぐさま、拾い上げ一塁でアウトにした。その後も切れた唇から血を流しながら、7イニングを無失点に抑えた。試合後、ライアンは口元を6針、縫った、という。

ライアンの剛腕ぶりを語るとき、必ず、登場するエピソードである。パシフィック社の「ノーラン・ライアン」セットでトレーディングカードにもなった。レンジャーズ傘下のマイナーチームではそのボブルヘッドが作られたこともある。その血染めのユニホームのレプリカを無料配布するのだ。レンジャーズのSGSのほとんどは先着1万人だが、「ブラッディ・リップ・ジャージー」は3万着が用意される。

ライアンのコレクションアイテムは数多くが企画されてきたが、今年はもうひとつ、伝説に残るシーンがボブルヘッドになって配布される。

こんなコレクションアイテムになるほどの名シーン

7月20日のシカゴ・ホワイトソックス戦で配布されるライアンのボブルヘッドは「パンチング・ボブルヘッド」。1993年8月4日のホワイトソックス戦で、ライアンはマウンド上で、ロビン・ベンチュラ内野手と大乱闘を展開した。打席からマウンドに向かったベンチュラを押さえつけてパンチを振り下ろしたのだが、そのシーンもライアン伝説として語り継がれている。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。

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