
横浜DeNAベイスターズは10月20日、新監督に相川亮二・現ディフェンスチーフ兼野手コーチを内部昇格させると発表した。CSファイナルステージで阪神に3連敗し、アドバンテージの1勝を合わせて0勝4敗で敗退が決定。すでに三浦大輔監督は今季限りでの辞任を球団に申し入れて受理されており、球団は後任の選定を進めていた。
49歳の相川新監督は東京学館から1994年のドラフト5位で横浜入団。東京ヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツでもプレー。引退後は2019年から巨人でバッテリーコーチを務め、2022年にバッテリーコーチとして古巣に復帰。2023年からはヘッド格として、現役時代にバッテリーを組んだ2歳上の三浦監督をサポートしてきた。

捕手として、現役で23年間プレーした経験値の高さと2004年のアテネ五輪や2006年、2013年と2度のWBC選出など国際経験の豊富さも兼ね備えていた。巨人のバッテリーコーチだった2019、20年にはリーグ優勝も経験しており、ベイスターズが27年間、遠ざかっている悲願のリーグ優勝への大きな武器になる。
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南場オーナーは10月17日のCSファイナルで敗戦後、新監督に向けて「我々なりに積み上げてきたものがありますので、それをゼロベースで壊すのではなく、その土台をさらに発展させられるような体制で臨みたい。(発表は)割とすぐにという風に思っております」と明かしていた。
相川新監督は同日、横浜市内の球団事務所で会見を開いた。「(監督就任の要請を)聞いて体が震え、武者震いし全身に血が駆け巡る感じ」と話した。
背番号は「80」から「81」に代える。三浦前監督の「81」を引き継ぐ。「30年間、三浦監督が作り上げたものをアップデートしたい」と継承と発展を誓った。「(投手と捕手の)バッテリーで戦えば優勝できると思う。力の差はないと思う。みんなで作り上げていきたい」と話した。
DeNAはデータ野球を推進している。「すでにいろんなことに取り組んで大事だが、日本の野球にも先人たちが築いてきたいいものがある。融合させていきたい」と話した。「相川ベイスターズ」の進化したベースボールが楽しみだ。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では、相川新監督の就任会見のカードを10月22日、発売した。会見に同席した三浦前監督とのツーショットカードになった。まさに、進化したベースボールがそこにあるのかもしれない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。


























