野茂英雄さん、王貞治さん、イチローさん、そして、大谷翔平選手のサインカードも封入! 2年目の「NPB Stadium Club Baseball」が超強力ブラッシュアップ!【コラム/ブランド】

「2025 Topps NPB Stadium Club Baseball」が発売され、早速、話題を集めている。昨年から発売されたこの「NPB版」は、「MLB版」が1991年の真発売以来、人気ブランドだったこともあり、日本でも注目を集めた。2年目を迎えた今年は、ベースカードの美しさはもちろん、各種パラレルに加え、新しいインサートカードも登場。さらに、サインカードにはNPB現役選手に加え、ダルビッシュ有投手(パドレス)、山本由伸投手、佐々木朗希投手(ともにドジャース)ら日本人現役メジャー、そして、NPBが世界に誇る王貞治さんやイチローさんら「レジェンド」も封入。この「レジェンド」サインには、Topps社が発表したチェックリストに野茂英雄さんの名前も含まれている。さらに、Toppsとトレーディングカードに関する独占契約を結ぶ大谷翔平投手のサイン企画カードも収録。豪華すぎる内容に、パックを開封する前から興奮が止まらない。

「Stadium Club Baseball」は1991年に初登場した。その時の衝撃はすごかった。ちょうど、Score社が「Pinnacle」、Fleer社が「Ultra」、Donruss社が「Leaf」など、特徴的な高級版トレカを発売した時代に、その先陣を切った。詳しくは2019年3月に「MLBトレカ名ブランド紹介 ⚾ TOPPS「1991 Stadium Club」【コラム/ブランド】」で書かせていただいた。

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当時、日本で購入していたMLBのカードパックは500円前後だったが、「Stadium Club Baseball」は1000円前後。パックは黒が基調のラップ(包み紙)から高級感があふれ、カード自体もひと味違った。

若干、厚みがあるカード。光沢感を放つUVコーティングを施された表面が美しい。写真に枠がない。写真のチョイスもそれまでとは違う。躍動感のあるシーンから、撮影用のポーズもこれまでとは異なるのは明らか。「Baseball Cards Almanac」には「プレミアカードとして発売された」と解説文があった。

ドーム型の容器に入った特別セットなども発売され、飛ぶ鳥を落とす勢いだった「Stadium Club」だったが、2008年限りでいったん、休止となり、2014年に復活。ここまで、人気の定番ブランドとしての地位を築いた。

TOPPS社の紹介記事「Topps RIPPED」によると「カードを手にすれば、まるで特等席から試合を楽しむ“スタジアムのクラブ会員”だけが体験できる臨場感を追求したカードシリーズ」と紹介する「Stadium Club」の「NPB版」である。

「Stadium Club」の「NPB版」が制作されたのは昨年。今回が2年目となる。「Topps RIPPED」によると「2025年版は、昨年同様に試合中の瞬間を捉えた迫力のある写真と、昨年とは違う3種類のインサートカードがスタジアムにいるような臨場感を体験できるベースボールカード」と自信を見せている。

ベースカードには12球団のドラフト1位から3位までのルーキーカードが収録される。

おすすめのインサートカードは「BEAM TEAM」、「CONCENTRATION」、「SAVAGE SLUGGERS」。「BEAM TEAM」はこれまでも「MLB版」にもあったが、「CONCENTRATION」、「SAVAGE SLUGGERS」は「NPB版」オリジナル。もしかしたら、今年の「MLB版」に採用されるかもしれない(発売されればの話だが)。こちらも、ベースカードに負けない臨場感が伝わってくる。

そして、サインカードである。TOPPS社が発表したチェックリストによると、NPB現役選手たちに加え、「レジェンド」たちも収録。王貞治さんをはじめ、A.ラミレスさん、G.ゴセージさん、C.フィルダーさんのサインを封入。現役選手もダルビッシュ投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手、さらに今永昇太投手(カブス)、松井裕樹投手(パドレス)、吉田正尚外野手(レッドソックス)、前田健太投手(ヤンキース傘下)、NPB復帰を果たした藤浪晋太郎投手(横浜DeNA)もサイン。MLBでも活躍したイチローさん(オリックス-マリナーズなど)、上原浩治さん(巨人-レッドソックスなど)、そして、野茂さんの名前も発表された。

野茂さんのサインカードは希少だ。

野茂さんは近鉄バファローズ時代、サイン入りトレカが作られていない。イベント限定はあったかもしれないが、プライベートサインのみ。渡米から6年、タイガース時代に「2000 FLEER Mystique」で「Freshink」として初めてサインカードが作られた。以降、「Donruss」や「Leaf」などで数種類のサインカードが収録されたが、いずれも貴重なカードになっている。昨年の「NPB Stadium Club Baseball」にも、王さん、イチローさんらのOB選手のサインが封入されたが、いずれも、NPB時代の写真が使われていた。つまり、野茂さんのサインカードは近鉄時代の写真が使われている可能性が高い。初めての「近鉄・野茂」サインカードになるのだ。

また、大谷選手の「サイン企画カード」も大いに楽しみだ。この記事を書いている段階で、SNSなどで引き当てたという報告は届いていないが、こちらも北海道日本ハムファイターズ時代のユニホーム写真が使われていたら面白い。米国ではファイターズ時代のカードも人気が高騰。米国でファーストイヤーより超強力ブラッシュアップされた「NPB Stadium Club Baseball」、さらにはNPBの存在があらためて、脚光を浴びるかもしれない。

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Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。
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