日本サッカー協会は7月3日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会に臨む日本代表のメンバー26人を発表した。同大会は7月7日から15日まで韓国で開催され、日本のほか開催国の韓国、中国、ホンコン・チャイナが出場し、日本は連覇で3度目の優勝と来年のFIFAワールドカップ2026へ向けたチームの底上げを狙う。
国内組の編成となった今回のメンバーは初招集12人を含めてチームの約半数の14人が今大会で代表デビューするフレッシュな顔ぶれ。U-20日本代表でもプレーする大関友翔(川崎フロンターレ)、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)を含めた連続得点など存在感を見せる大卒ルーキーの中村草太(サンフレッチェ広島)、19歳でロサンゼルス五輪年代のGKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋グランパス)も選出された。
6月のFIFAワールドカップ2026・アジア最終予選に引き続いての招集は、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、長友佑都(FC東京)、細谷真大(柏レイソル)、俵積田晃太(FC東京)、佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)の5人。復帰組には、ワールドカップを経験している相馬勇紀(FC町田ゼルビア)と植田直通(鹿島アントラーズ)もおり、植田は2022年3月以来、相馬は約1年ぶりの招集となった。
稲垣祥(名古屋グランパス)と川辺駿(サンフレッチェ広島)、荒木隼人(サンフレッチェ広島)も久しぶりの代表招集で、古賀太陽(柏レイソル)は2019年のE-1選手権、西村拓真(FC町田ゼルビア)は優勝した2022年大会に出場した。
「これまでなかなか招集できなかった選手たちに来てもらって活動できる。選手にはさらなる成長と刺激となり、日本代表としては来年のワールドカップへチーム全体の選手層の底上げとなるようにしたい」と森保一監督は話した。
キャプテンに長友を指名した。「国際レベルの世界で戦う相手に対する厳しさと激しさは健在で、練習やオフザピッチでの姿勢と態度はすベての選手の成長につながる。大和魂と日本人の誇りを示してくれている」と指揮官は厚い信頼を口にした。
日本は2013年と前回2022年大会で優勝。今大会へは7月6日から現地で調整を始める予定で、8日にホンコン・チャイナ代表、12日に中国代表、15日の最終戦で韓国代表と対戦。試合はいずれも水原近郊の龍仁ミルスタジアムで行われる。「優勝を目指して結果にこだわってプレーする。選手たちには、日本代表としてだけでなくJリーグの代表として、日本サッカーの選手層は厚いということをプレーと結果で示してほしい」と期待した。
発表されたメンバーは次の通り。
≪GK≫
☆12 早川友基(鹿島アントラーズ)
1 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
☆23 ピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋グランパス)
≪DF≫
5 長友佑都(FC東京)
22 植田直通(鹿島アントラーズ)
3 荒木隼人(サンフレッチェ広島)
4 古賀太陽(柏レイソル)
☆16 安藤智哉(アビスパ福岡)
☆25 綱島悠斗(東京ヴェルディ)
≪MF/FW≫
15 稲垣祥(名古屋グランパス)
☆13 ジャーメイン良(サンフレッチェ広島)
☆11 原大智(京都サンガF.C.)
6 川辺駿(サンフレッチェ広島)
7 相馬勇紀(FC町田ゼルビア)
☆19 垣田裕暉(柏レイソル)
☆24 久保藤次郎(柏レイソル)
☆9 宮代大聖(ヴィッセル神戸)
☆18 山田新(川崎フロンターレ)
10 細谷真大(柏レイソル)
2 望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)
☆8 田中聡(サンフレッチェ広島)
☆26 中村草太(サンフレッチェ広島)
☆17 宇野禅斗(清水エスパルス)
20 俵積田晃太(FC東京)
☆14 大関友翔(川崎フロンターレ)
21 佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)
※ ☆は日本代表トップチーム初招集
トレカジャーナル編集部