プロ野球のセ・パ交流戦は6月24日、雨で順延されていた最後の1試合が行われ、ロッテが巨人に6-4で逆転勝ちし、日程を終了した。
福岡ソフトバンクが6月22日に、阪神に3-1で勝利して、12球団最多を更新する9回目の交流戦優勝を果たしていた。
パ・リーグ6球団は交流戦全チーム勝ち越し。1位・ソフトバンク、2位・オリックス、北海道日本ハム、3位・埼玉西武、千葉ロッテ、6位・東北楽天と1-6位を独占した。通算63勝は現在の108試合制となった2015年以降で最多の勝ち星となった。
セ・リーグ6球団は交流戦で苦しみ、可能性があった全球団負け越しこそ、回避したが、7位・広島東洋が9勝9敗で唯一の勝率5割をキープ。他の5球団は負け越した。
阪神は途中7連敗しながら、粘り、中日と同じ8勝10敗で8位に。横浜DeNAは7勝11敗で10位、巨人は6勝11敗で11位に。セ最下位の東京ヤクルトは交流戦も最下位に沈み、5勝12敗1分けに終わった。
「交流戦の3連戦での勝ち越しをずっと掲げながらやってきて、その結果が優勝まで届いた。リーグ戦が再開するので、それに向けていい弾みになると思う」と小久保監督は話した。
交流戦MVPにはプロ6年目の柳町達外野手が選出された。柳町は全18試合に3番打者として先発出場し、16試合で安打をマークするなど活躍。68打数27安打の打率.397で首位打者を獲得した。
「1試合、そして1打席に集中していけたことがいい結果につながった。バットの軌道も安定しているし相手投手の狙い球を絞ることだけに集中して打席に入ることが出来ている。今後の自信につながる」と話した。
優秀選手賞には福岡ソフトバンク・大関友久投手、中日・岡林勇希外野手が選ばれた。大関は3試合に先発登板しトップタイとなる防御率0.78を記録した。自身の2022年から続く交流戦での連勝を6に伸ばした。岡林は全18試合に先発出場し、猛打賞4回、マルチヒット10回を含む交流戦トップの28安打。打率.378は12球団2位、得点圏打率はトップタイの.500だった。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では交流戦期間中も限定トレーディングカードの受注を受け付けてきた。交流戦は終わったが、まだまだ、激闘が続いた交流戦のトレカの発売は続く。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。
追記)福岡ソフトバンクの交流戦優勝カードが「エポワン」から発売されたため、カード画像をアップしました。(7月2日更新)