
TOPPS社の公式SNSから
1000万ドル(約16億3000万円=当時レート)の懸賞金がかけられるなど、世界中のカードコレクターが探していた大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)のお宝トレーディングカードが引き当てられた。TOPPS社が公式SNSなどでブレーキングニュース(速報)として伝えた。
このカードは発売されたばかりのTOPPS社の2026年版「Topps Chrome」に封入された大谷のデュアル「ゴールドロゴマンパッチサイン」カードで、米国フロリダ州のボカ・レートンにあるカードショップでコレクターが購入し、開封した「Hobby」ボックスにレデンプションカード(交換券)が封入されていた。TOPPS社では公式SNSでレデンプションカードの画像も公開した。

TOPPS社の公式SNSから
2026年版「Topps Chrome」発売からわずか10日間あまりの衝撃的なニュースに、コレクターは落胆するとともに、続く報道にさらにため息をついた。海外メディアによると、このレデンプションカードは収集家グループにすぐに売買された、という。このグループのひとりは「1000万ドル以上を支払った」としている。
TOPPS社は昨年の「Topps Chrome」から同社のパック、ボックス商品にゴールドロゴマンパッチカードを封入した。TOPPS社と親会社のFANATICS社、MLBが提携したプロジェクトの一環として、ア、ナ両リーグの2024年のMVP、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)、サイ・ヤング賞受賞者を称え、6選手がユニホームの上部に付けるMLBロゴマンをゴールドにして、シーズン終了後にそれを外し、トレーディングカードに挟みこんだ。
今回の大谷のカードはドジャースに移籍して2年連続のMVPに輝いたことを記念したもので、2024年と2025年の実使用ユニホームから取られた「ゴールドロゴマンパッチ」に、ローマ字と日本語のサインが入った、世界に1枚しかない1 OF 1カードとなっている。ひとつは2本塁打した2025年9月7日に、もうひとつは本塁打を放った2026年4月12日に着用したユニホームのもの、でMLBの認証ホログラムも添付されている。パックには交換券のレデンプションカードが封入されている。
「バック・トゥ・バック(連続)」のデュアル「ゴールドロゴマンパッチサイン」カードは大谷のほかに、アーロン・ジャッジ外野手(ニューヨーク・ヤンキース)、タリク・スクーバル投手(デトロイト・タイガース)の3種が存在する。すでに、ジャッジのデュアル「ゴールドロゴマンパッチサイン」カードは引き当てられたことがSNSで報告されている。

大谷の2025年版「Topps Chrome」から引き当てられた デュアル「ゴールドロゴマンパッチサイン」は2025年12月に「Fanatics Collect」で300万ドル(約4億8000万円)で販売され、2026年3月には大谷とジャッジが入ったデュアル「ロゴマンパッチサイン」が「Fanatics Collect」を通じて216万ドル(約3億5000万円)で販売された。
「Topps Chrome」発売前にTOPPS社の公式SNSなどで大谷のデュアル「ゴールドロゴマンパッチサイン」の画像が発表されると、ボックスやパックが店頭に並ぶ前からヒートアップ。ただでさえ人気ブランドの「Topps Chrome」だけに、予約販売段階から「Jumbo」「Hobby」「Mega」「Value」「Breaker Delight」など、すべての商品に完売が続き、現在、店頭でも購入が困難になっていた。
その現状もあり、米国メディアによると、香港を拠点とするトレーディングカードベンチャー「Grade 10」が、この大谷のお宝カードを引き当てた幸運なコレクターに1000万ドルと交換する「懸賞金」をかけていた。トレーディングカード投資会社「Secure Collectibles」は650万ドル(約10億円)も「懸賞金」を提示。この会社は昨年、1290万ドル(約21億円)でマイケル・ジョーダンとコービー・ブライアントの「2007-08 UPPER DECK Excite Collection」のデュアルNBAロゴマンサイン入りパッチカードを購入したことでも知られている。また、中国拠点の「Pokecolor Inc.」からは590万ドル(約9億6000万円)のオファーもあった。
また、大谷のカードが引き当てられる直前には、2026年版「Topps Chrome」からスクーバルとポール・スキーンズ投手(ピッツバーグ・パイレーツ)の昨季のサイ・ヤング賞コンビのデュアル「ゴールドロゴマンパッチサイン」カードがフロリダ州で引き当てられており、真夏のフロリダ州がさらにホットスポットとして注目を集めている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。
加筆)「Grade 10」が1000万ドルの懸賞金をかけた当時は1ドル=163円だったが、実際に大谷のカードが引き当てられたことが明らかになった日のレートは1ドル=158円になっていたため、タイトルは「16億円カード」とした。





























