プレミア・リーグ2025-26シーズンが8月16日、開幕した。マンチェスター・シティFCはモリニュー・スタジアムでウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに4-0で勝利。2季ぶりの王座奪還に向けていいスタートを切った。
「キング」ことケビン・デ・ブライネがセリエAのナポリに移籍したマンチェスターだが、新戦力が勝利に貢献した。ACミランから加入した27歳のオランダ代表Mタイアニ・ラインデルスはFIFAクラブワールドカップ、プレシーズンマッチでも存在感を発揮していたがこの日はさらに素晴らしいパフォーマンスを見せた。
34分、ドリブルで持ち上がり、リコ・ルイスのクロスにアーリング・ハーランドが合わせて先制。37分には、今度は自らがゴール。鋭いランで抜け出し、左足でショートカウンターからリーグ戦初得点。61分にはハーランドのゴールをアシスト。1ゴール1アシストをマークした。セリエA最優秀MFの実力をデビュー戦で証明した。
「もちろん、ゴールとアシストでスタートを切ることは、特にプレミアリーグでは、とても素晴らしいことだ。それは誰もが夢見るようなことだからね。もっと良くなるだろう。私はいつも笑顔でピッチに立ち、サッカーが大好きで、ピッチでの1分1秒を心から楽しんでいる。それがファンたちに伝えたいことだ。こんな形でスタートできるなんて信じられない」と背番号4は話した。
そして、4点目はリーグアンのリヨンから移籍したライアン・シェルキが決めた。81分、途中出場した22歳のフランス代表FWはオライリーとのワンツーから右足を振り抜き、デビュー戦で初得点をマークした。
クラブW杯では背番号「29」を着用していたが、この開幕戦から、イングランド代表FWジャック・グリーリッシュ(エバートンへ移籍)が着けていたエースナンバー「10」を背負うことになった。得点後にはユニフォームのエンブレムを指差した。
プレミアリーグのトレーディングカードの制作・販売の権利は今年6月から6年ぶりにTOPPS社(FANATICS社)に戻った。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」も早速、6年ぶりのカードの受注をスタート。記念すべきカードナンバー#1はラインデルス、#2はシェルキになった。残念ながら抽選で当たる「LUCKY HIT」は色違いのパラレルのみとなったが、4年連続のプレミア開幕戦ゴールを決めたハーランドではなく、プレミアの新しい顔になりそうなふたりを選んだところにTOPPS社の意欲が感じられる。
FANATICS社が「プレミア・リーグ」のトレカのライセンスを取得
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。