私が応援する横浜F・マリノスは、5月17日にホームで京都サンガに敗れて6連敗。15試合を消化して、まだ1勝しかできず最下位に低迷している。
過去1995年、2003年、2004年、2019年、2022年と5度のリーグチャンピオンに輝く名門クラブは、93年Jリーグ創設時のクラブで、鹿島アントラーズと並びJ2に一度も降格していない。
2001年にナビスコカップで優勝した年は、リーグ戦で苦しみ、最終戦でヴィッセル神戸と引き分けて何とかJ1残留を決めたことはあったが、ここまで苦しい戦いは過去になかった。このままではJ2落ちの可能性も高いのではという声すらある。
アタッキングフットボール継承と、今シーズンはイングランド代表のヘッドコーチだったホーランド監督を迎えたが、一向に勝てないクラブは、ホーランド監督を更迭してヘッドコーチのキスノーボ氏を監督に昇格させたが、状況は変わらず白星から遠のき、浮上のきっかけをつかめないままでいる。
とにかく開き直って、選手・クラブ一丸となって巻き返しを図ってほしいと願うだけだ。
さて、直筆サインカードをオークション相場で見るとどうだろうか。
まずは、2年連続で得点王に輝いたアンデルソン・ロペスの直筆サインカードは、2,000円から3,000円が相場。
強力な攻撃陣を担うブラジル人トリオの一角、エウベルは5,000円から6,000円。もう一人のヤン・マテウスが4,000円前後だ。
クラブの生え抜きでキャプテンを務める喜田拓也が2,000円から3,000円。
サイドからの攻撃が魅力の松原健も同等の3,000円前後。
同じくサイドプレーヤーの永戸勝也は、松原より少し上の4,000円前後だ。ベテランGKの飯倉大樹も3,000円前後。
若い時から才能に注目され、海外でもプレーした快速の宮市亮は、7,000円とこれまでで一番高額が付いている。
若手に目を向けると、パリ五輪代表にも選出された植中朝日は、4,000円から5,000円とまずまずの価格だ。
今シーズン、川崎フロンターレから加入し、果敢な攻撃と思い切りのいいシュートが光る遠野大弥、さらに大型ディフェンダーとして期待される諏訪間幸成は、カード的にも注目されるプレーヤーだと思う。
かつては井原正巳、ラモン・ディアス、木村和司、水沼貴史、川口能活、城彰二、久保竜彦、松田直樹、奥大介、ユ・サンチョル、栗原勇蔵選手、中澤佑二、中村俊輔、仲川輝人、前田大然などキラ星のごとくスター選手を輩出していた横浜F・マリノス。
故松田直樹選手や故ユ・サンチョル選手をはじめ中村俊輔選手の直筆サインカードは、いまでも15,000円から25,000円と高い相場を維持している。
そう考えると現在の相場は総じて評価は低い。現在の低迷がトレカ人気にも反映されている気がする。
頑張れ、横浜F・マリノス!!
文:Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。
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