TOPPS社の日本法人TOPPS株式会社が4月18日、同社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」で日本オリジナル商品となるNPBのカード7種の発売を開始したことを発表した。
「TOPPS NOW」はこれまで、MLBをはじめ、サッカーのMLS、ブンデスリーガ、総合格闘技UFC、F1などで人気を集めてきた。スポーツやエンターテインメントの最高の瞬間、特別な瞬間をトレーディングカードにして、期間限定で受注を受け付け、発行枚数も限定するオンデマンドカードは、「TOPPS NOW」のほかにも、PANINI社の「PANINI INSTANT」、日本ではエポック社の「EPOCH-ONE」がそれぞれに独自のカテゴリーで制作し、トレカ業界で地位を確立してきた。
日本法人TOPPS社では、すでに日本野球のオリジナル商品として、パック・ボックス商品を発売し、「TOPPS NOW」では日本代表侍ジャパンのカードを米国のTOPPS社とは別に制作・販売している。
今回、発売された7種類は
#1 中田翔内野手(中日ドラゴンズ)
#2 今井達也投手(埼玉西武ライオンズ)
#4 今江敏晃監督(東北楽天ゴールデンイーグス)
#5 森下翔太外野手(阪神タイガース)
#6 武内夏暉投手(埼玉西武ライオンズ)
#7 佐藤輝明内野手(阪神タイガース)
#8 鈴木大地内野手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
デザインは、米国TOPPS社の発行する今年の「TOPPS NOW」を踏襲。裏面のデータは若干、物足りないものの、表面では試合、プレーぶりの興奮が伝わってくる写真が使われている。#6のドラフト1位ルーキーの武内のカードではオリジナルのリーキーカード(RC)ロゴがついている。
同じシーンを「EPOCH-ONE」もカードにした場合、推しのチームや選手のカードが増えて喜ぶコレクターもいれば、どちらを購入するか、悩むファンもいるだろう。日本国内の他のカードメーカーも独自色を強めていくだろう。それでも、NPBトレカが活性化し、よりクオリティーの高いカードが作られていくことだけは間違いないはずだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。