
岡本和真内野手(トロント・ブルージェイズ)が9月8日、サターヘルスパークでのアスレチックスで2試合連発となる今季30号を放った。
「6番・三塁」で先発出場した岡本。前日の同カードで大台に王手をかけていたが、第1打席でいきなり、大台に到達した。
1-0の2回、右腕パーキンスが投じた高めのカットボールを完全にとらえ、確信歩きで見送った。打球角度36度で最高到達点は38・7m、飛距離118m。メモリアル弾は左翼後方のテーブル席に吸い込まれた。
岡本は25号を放った段階で、2002年のエリック・ヒンスキーが樹立した球団新人本塁打記録(24号)を塗り替えていたが、ついに大台に到達した。
「30本は打ちたいなという目標を立ててやっていた。感覚が良くなってきているというのはちょっと前からあった」日本で6度も経験していた30本塁打とはいえ、MLBでルーキーイヤーに達成した数字は格別なものだった。

トレード締め切り間際のフラッグデールでは売り手に回った昨季のア・リーグ王者だったが、調子を上げワイルドカードでのプレーオフ進出争いのダークホースに浮上した。背番号7は、9月に打率.333、OPSは1.009と存在感を見せている。
試合前時点で139試合に出場して打率.232、29本塁打、82打点、OPS.754の成績を残しており、本塁打と打点はチームトップ。30本塁打は、チーム2位スプリンガーの14本の2倍以上。打点83も、ゲレロとヒメネスの54を大きく上回る。

シーズン30号は、松井秀喜、大谷翔平、鈴木誠也、村上宗隆についで日本人5人目。MLB1年目での突破は村上以来2人目となった。今季は大谷と村上が30本塁打をクリアしており、シーズン3人の30発トリオ誕生も日本人初の快挙となった。「30というのは、かなり格好いい節目だ。彼が仲間入りした日本人選手たちのリストは、かなり素晴らしい」とシュナイダー監督も祝福した。
巨人の先輩である松井の最多記録である31本まであと1本、鈴木が持つ日本選手の右バッターの最多記録、32本まではあと2本に迫った。公式戦は残り16試合。「これからも変わらずしっかり準備をしていきたい」淡々といつものコメントを繰り返す姿が頼もしかった。

さらに、今季の新人選手としては村上とサル・スチュワート内野手(シンシナティ・レッズ)に続く3人目の30本塁打で、メジャー史上初の快挙になった。TOPPS社のオンデマンドカード「Topps NOW」では岡本の30本塁打カードにくわえ、ルーキー30発トリオのカードも制作。岡本の30本塁打カードには、購入者の中から抽選で当たる「Lucky Hit」に、世界に1枚しかない1of1の直筆サインが企画された。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























