【コラム】ニューヨーク・ニックスが27年ぶりのNBAファイナル進出!歴代選手のトップカードを紹介

NBAの聖地、メッカであるマディソン・スクエア・ガーデンを本拠地とする、ニューヨーク・ニックスが1999年以来、27年ぶりのチャンピオンシップファイナルに駒を進めた。プレーオフ1stラウンドでアトランタ・ホークス相手に4勝2敗で勝利すると、カンファレンスセミファイナルでフィラデルフィア・セブンティシクサーズを、カンファレンスファイナルではクリーブランド・キャバリアーズをそれぞれスウィープ。念願のNBAファイナルの舞台に立つこととなった。優勝にも1973年以降は手が届いておらず、今年優勝すれば実に53年ぶりとなるが、覚醒したヴィクター・ウェンバンヤマを擁するサンアントニオ・スパーズ相手のファイナルはカンファレンス戦ほどの余裕はないだろう。

ここでは、この53年間、ニューヨーク・ニックスでプレーしたトップ選手たちのうち3人をピックアップし、それぞれのトップカードとともに、今回のファイナル進出までの長い道のりを振り返っていこう。

ジェイレン・ブランソン|Jalen Brunson ニックス在籍歴: 2022~現在
現在のニューヨーク・ニックスの立役者であり、2025-26イースタン・カンファレンスファイナルズMVP・ジェイレン・ブランソンは、間違いなくニックス史にその名を刻むことになるだろう。ブランソンは2018年にルカ・ドンチッチとともにダラス・マーベリックスにドラフトされた。ルカの影に隠れてしまっていたダラス時代だったが、その後ニックスと契約すると、またたく間にスター選手となった。2025-26シーズンは平均26得点、6.8アシスト、そして数値には現れない資質である優れたリーダーシップで、ニックスを27年ぶりにファイナルへと導いた。まだまだキャリアの序盤であり、年齢、ニックスのブランソンへの信頼、そして資金力を考慮すれば、まだまだこれからもニックスをリーグ屈指の強豪として君臨させ続けることは想像にかたくない。

2018-19 Panini Prizm Nebula Choice Prizm #250 Jalen Brunson Rookie Card (#1/1) – PSA MINT 9 ©Goldin

ブランソンはまだまだ将来的な値上がりが期待されているせいか、2024年に【2018-19 Panini Prizm Nebula Choice Prizm #250 Jalen Brunson 1/1 PSA MINT 9】が96,660ドル、約1540万円でオークションで落札されているが、これ以降、ブランソンのバスケットボールカードの最高取引額は更新されていない。しかし、このたった2年の間で、ブランソンはニックスをイースタン・カンファレンスの確固たる強豪へと押し上げ、自身も天井知らずの活躍ぶりを見せている。万が一、今年優勝することがあれば2024年の最高取引額は簡単に更新されてしまうだろう。そもそもニューヨーク・ニックスのファンは世界中に非常に多く存在しており、誰もが熱狂的に53年ぶりの優勝を切望している。そして意外にもブランソンのルーキーカードやサインカードは、まだ比較的安価で取引されている。Panini Prizmのルーキーベースカードが約2000円から3000円、サインカードはルーキーのものならば約5万円、もしくはそれ以下で取引されていることが多い。二巡目でのピックであることや、NBAにおける輝かしい記録の樹立などはないが、逆にそんな選手が優勝までチームを牽引したとなれば、それはアメリカン・ドリームに他ならない。人気が急上昇する前である今のうちに、ファンはブランソンのカードを買っておくことをぜひおすすめしたい。

2022 National Treasures Logoman Autograph Jalen Brunson #23 © 2026 ALT.XYZ

カーメロ・アンソニー|Carmelo Anthony ニックス在籍歴: 2011~2017年
2011年、ニックスファンはスーパースターを渇望していた。そんなときにニックスが手に入れたのが、カーメロ・アンソニーだ。
ともに世代を代表するスーパースターとなるレブロン・ジェームズドウェイン・ウェイドらと同じ年、2003年に全体3位指名でデンバー・ナゲッツに加入。スーパールーキーのひとりとしてデビューした後、着実にリーグを代表するフォワードとして実力を示していった。ちなみに、レブロンとカーメロがしのぎを削った2004年新人王に関するディベートは、いまだに続いている。
2011年にニューヨーク・ニックスへトレードされ、ニックスファンはついに念願のスーパースターを手に入れた。とはいえ、残念ながらカーメロのニックスの在籍期間中はファイナルへの進出はおろか、カンファレンスファイナルへの進出もなかった。しかし、長い低迷に苦しんでいたニックスファンに、バスケットボールの楽しさを思い出させてくれたのはカーメロであるとも言え、ニックスファンのカーメロへの愛は非常に深く、永遠のスター選手の一人として心に刻まれている。

2006-07 Upper Deck Ultimate Collection Logoman Autographs #UAL-CA Carmelo Anthony Signed Game-Used Patch Card (#1/1) – PSA NM 7, PSA/DNA MINT 9 ©Goldin

先に述べた同じドラフトクラスの二人、レブロン・ジェームズとドウェイン・ウェイドとのデュアルカードは多く存在し、この年のドラフトクラスがいかにNBAに影響を与えたのかがよく分かる。そしてカーメロが載っているカードとして、カード市場で最も高く取引されたのが、奇しくも三名で写っているカードだ。その額は2022年に151,200ドル約2400万円で取引された【2003-04 Fleer Tradition Trio Rookie Crystal #300 LeBron James/Carmelo Anthony/Dwyane Wade 19/50 – PSA GEM MT 10】。カーメロ単体になると【2006-07 Upper Deck Ultimate Collection Logoman Autographs #UAL-CA Carmelo Anthony 1/1 – PSA NM 7/DNA MINT 9】となりこちらは2026年1月に51,240ドル約870万円での落札となった。同じドラフトクラスに怪物級のスターが何人もいたことや、チームの成績に恵まれなかったこともあってか、カーメロのカードの最高取引額はさほど高くない。逆に言えば、サインカードでも比較的手が届きやすいスーパースターの一人となっている。ルーキーイヤーのサインカードもカードによっては約3万円程度で取引されることもあり、ニックスの歴史、そしてファンにとって重要な存在の直筆サインカードを、手元に残すことができる。

2003-04 Fleer Tradition Trio Rookie Crystal #300 LeBron James/Carmelo Anthony/Dwyane Wade Rookie Card (#19/50) – PSA GEM MT 10 ©Goldin

パトリック・ユーイング|Patrick Ewing ニックス在籍歴: 1985~2000年
最後になったが、ニューヨーク・ニックスの全世代を代表する選手といえばただ一人、パトリック・ユーイングの他にはいないだろう。1985年にニックスにドラフトされ、新人王、キャリアでは11回のオールスター選出、オリンピックでは2度の金メダル受賞NBA50周年All-TimeチームNBA75周年All-Timeチームに選ばれている、まさにスーパーレジェンドだ。マイケル・ジョーダンやアキーム・オラジュワンレジー・ミラーなど他のスーパーレジェンドたちが跳梁跋扈するなか、ニックスを強豪にまで押し上げた、NBA史に残る偉大なセンターだ。最後にニックスがファイナルへ進出した際の中心人物でもあり、二度のファイナル優勝チャンスがあったが、残念ながら最後まで優勝には届かなかった。

1997 Metal Universe Precious Metal Gems Patrick Ewing PMG GREEN /10 #26 BGS 7 ©Fanatics Collect 2026

ユーイングも同じドラフト年に怪物級の選手が複数人いた世代の一人だ。先述したマイケル・ジョーダンやアキーム・オラジュワン、他にもチャールズ・バークレージョン・ストックトンなども同じ年にドラフトされており、ここまでの当たり年は今後ないだろう。同じドラフトクラスということは、当然ルーキーカードになる年も同じになり、同セットの中でともに収録されていることが非常に多い。そんななか、ユーイングの最も高く取引されたカードはバスケットボールカード界でも最も有名なセット、1997-98 Metal Universeに収録されていたPrecious Metal Gems、通称PMGというインサートカードだ。各選手100枚限定で封入されているがシリアルナンバーによって背景の色が違う。最初の10枚の背景が緑残りの90枚は赤と実質的に10枚限定のものと90枚限定のものに分かれているのだ。もちろん、10枚限定の緑の背景のほうがより高い金額で取引されており、ユーイングの【1997 Metal Universe Precious Metal Gems #26 Patrick Ewing PMG Green 002/100 BGS 7】が、2022年に40,800ドル約650万円で落札されている。ユーイングのトレカ自体は1980年代後半から1990年前半まで続いたカードの大量生産が続いた”Junk Wax Era”(ジャンク・ワックス・エラ)により、非常に流通量が多い。しかし、同時期に新たにジャージカードやカード制作技術そのものの発展により、他のリーグ優勝を果たしたことがない選手に比べると、ユーイングのカードはかなりの高価格で取引されている。ニューヨーク・ニックスのスーパーレジェンドの威光は衰えることなく、ファンからの熱狂と尊敬は今でも続いている。

1986-87 Fleer #32 Patrick Ewing Rookie Card – PSA GEM MT 10 ©Goldin

そしてついに、2025-26NBAシーズンファイナルが現地時間6月3日から開始する。奇しくもこの組み合わせのファイナルは、ニックスが最後にファイナルズに進出した1999年とまったく同じだ。まさに因縁の相手ともいえるスパーズ相手に、ブランソンが牽引するニックスのバスケットボールが通用するのか、今年のファイナルも目が離せないものとなり、注目選手のバスケットボールカードとともに、今年のNBAシーズンの終焉をぜひ刮目して見届けてほしい。

2018-19 Panini Immaculate Collection Dual Rookie Logoman Autographs #DR-TJ Trae Young/Jalen Brunson Dual-Signed Patch Rookie Card (#1/1) – PSA Authentic, PSA/DNA MINT 9 ©Goldin

NBAカードのお求めはこちらから!


文:蛭子(株式会社ミント)
MLB・NBA・NFL、その他数々のアメリカンスポーツを愛する生粋のボストンっ子。
現地観戦やファンベースでの経験を活かし、豊富な知識とともに、スポーツへの熱い思いを日々発信中。
「バスケットボール」に関する記事

「蛭子」の記事

 

【製品情報】2026 SUPER BREAK Michael Jackson BAD WORLD TOUR KEEPSAKE HOLO BREAKERS EDITION

関連記事

  1. 八村が12得点でプレーオフ進出に貢献! レイカー…

  2. 五輪の体操女王・バイルズの直筆サインカードが88…

  3. 【コラム】ダンハウゼンがWWEに電撃移籍! 元A…

  4. 佐々木朗希のレギュラーカードがついに15,000…

  5. スポーツ記念日ファイル:5月1日─ノーラン・ライ…

  6. 那須川天心が3連勝! 初のTKO勝ちでトレカもワ…

  7. EPOCH ONEは手軽に入手出来る記念品!【コ…

  8. 大谷の五輪トレカに期待! 野球・ソフトが2028…

2026年6月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

新着商品

おすすめ商品

  1. 2015 BBM リアルヴィーナス 野口啓代 レギュラーカード
  2. EPOCH 2019 Jリーグチームエディション ガンバ大阪
PAGE TOP