
MLBオールスターゲームホームランダービー2026が7月13日、シチズンズ・バンク・パークで行われ、8選手が出場した。
フィラデルフィアは50年前に公開された人気映画「ロッキー」の舞台になった。8選手はボクシングのリングを模したステージに登場。最後のブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)はコーナーポストに上がり、地元ファンにプロレスラーのように猛アピールして、球場は大いに盛り上がった。
8選手のうち上位4人が勝ち残る1回戦はウィルソン・コントレラス内野手(レッドソックス)、続くジョーダン・ウォーカー外野手(カージナルス)がそろって13本を放った。

8本に終わったジャック・カグリオン内野手(ロイヤルズ)に続き、4人目で登場した村上宗隆内野手(ホワイトソックス)は17スイング目で最長142メートルの特大アーチをかけたが、9本に終わり、後続の4人の結果待ちとなった。
6番目で登場したジュニア・カミネロ内野手(レイズ)が12本、7番目のカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)が10本をマークして、村上の1回戦敗退が決まった。
自身の出番が終わり「めちゃくちゃ緊張しました」と話した村上。敗退後には「楽しかった。またチャンスがあれば。シーズンもありますし次に向けて頑張ります」と笑顔で話した。
ホームランダービーは今年から「制限時間制」から「スイング制」に変更。村上は負傷により出場を辞退したバイロン・バクストン外野手(ツインズ)の代替選手として球宴初選出され、同イベントには大谷翔平選手(当時エンゼルス)に続き、日本選手2人目の参戦で注目されていた。
【1回戦】
ウィルソン・コントレラス(レッドソックス)13本
ジョーダン・ウォーカー(カージナルス) 13本
ジュニア・カミネロ(レイズ) 12本
カイル・シュワバー(フィリーズ) 10本
村上宗隆(ホワイトソックス) 9本
ブライス・ハーパー(フィリーズ) 8本
ジャック・キャグリオン(ロイヤルズ) 8本
ベン・ライス(ヤンキース) 7本
【準決勝】
○ウォーカー(6本)vs ●カミネロ(5本)
○シュワバー(9本)vs ●コントレラス(8本)
【決勝】
○ウォーカー(12本)vs ●シュワバー(11本)

優勝はホームランダービー初出場のウォーカーが飾った。準決勝では先攻のカミネロが15スイングのうち5本塁打を放った後、わずか8スイングで6本塁打をスタンドに運び、7スイングを残し、決勝戦に駒を進めた。
決勝では昨季のナ・リーグ本塁打王、球宴MVPのシュワーバーと対戦。本拠地ファンの大歓声を受けるシュワーバーが先攻で11本塁打を運び、ウォーカーは大ブーイングを浴びせられながら打席に。12スイングまでに6本と立ち上がりは調子が出なかったが、圧巻の6連発フィニッシュで12本塁打。大逆転勝利を収めた。
ウォーカーは2020年のドラフト1巡目指名でカージナルスに入団し、2023年にMLBデビュー。昨季はOPS.584と自己ワーストの成績に終わるも、今季は打率.294、22本塁打、74打点、OPS.886とブレーク。前半戦だけで自己最多の本塁打数を記録し、打点部門では両リーグトップに立っている。

TOPPS社のオンデマンドカード「Topps Now」ではホームランダービーから3枚のカードを制作。決勝を戦ったウォーカーとシュワーバーとともに、準決勝進出者や地元ハーパーではなく、何と村上のカードも登場した。しかも、購入者の中から抽選で当たる「Lucky Hit」は写真違いのイメージバリエーションこそないものの、ウォーカー、シュワーバーと同じホームランダービーのロゴマーク入りの使用球をはさみ込んだレリックカードという破格の扱いとなった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。




























