
ワールドシリーズ第7戦が11月1日、ロジャーズ・センターで行われ、ロサンゼルス・ドジャースが延長11回、5-4でトロント・ブルージェイズに勝利。対戦成績を4勝3敗として、球団初のワールドシリーズ連覇で9回目の世界一に立った。

中3日で先発した大谷翔平投手が3回、ボー・ビシェット内野手に3ランを浴びる苦しい立ち上がりとなった最終決戦。ドジャースは2-4で迎えた8回、マックス・・マンシー内野手のソロアーチで1点差に。9回は1死からミゲル・ロハス内野手が同点ソロ。来季限りの引退を表明しているベテランが起死回生の一発を放った。

9回1死一、二塁でサヨナラのピンチを迎えたドジャースは、前日に先発登板しワールドシリーズ2勝目をマークした山本由伸投手がMLBで自身初のリリーフとして登場。山本はアレハンドロ・カーク捕手に死球で満塁としたが、ドールトン・バーショ外野手の二塁ゴロはロハス、アーニー・クレメント内野手の左中間への大飛球はアンディ・パヘス外野手と、ファインプレーが続き、試合は延長戦へ。

そして、延長11回、ウィル・スミス捕手が決勝本塁打を左翼席へ打ち込んで勝ち越し。その裏、山本は先頭のウラジーミル・ゲレロJr.内野手に左翼線二塁打を浴びるなど1死一、三塁とされたが、カークをスプリットで遊撃ゴロ併殺に打ち取り、胴上げ投手となった。
ワールドシリーズでひとりで3勝をあげるのは2001年のランディ・ジョンソン投手(ダイヤモンド・バックス)以来、24年ぶり。そのジョンソン投手と同様、ワールドシリーズMVPに選ばれた。
日本人選手のわーるそシリーズMVPは2009年の松井秀喜外野手(ニューヨーク・ヤンキース)以来、16年ぶり2人目で、投手では初めての快挙。松井さんは全6試合に出場し打率.615、3本塁打、8打点をマークした。

試合後のセレモニーで、山本はMVPのトロフィーを前にインタビューに応じ「ブルペンに行くまで投げられるか本当の自信はなかったが、最高です。できることは全部出来た」と笑顔で話した。試合直後のグラウンドでのインタビューでは「もう無心で野球少年に戻ったようなそんな気持ちで、きょうは投げた。きのう投げ終わって夜、治療をして、きょう練習をしているときに『行くかも』となって、気づいたらマウンドにいた。最高の気分です」と話した。
TOPPS社ではドジャースのワールドシリーズ連覇を讃え、オンデマンドカード「TOPPS NOW」で第7戦のハイライトをカード化。ワールドチャンピオンの「チームセット」の受注もスタートした。





ワールドシリーズMVPの山本は試合終了の瞬間と、表彰セレモニーでの様子の2種を発売。マウンドで後ろからスミスに抱きかかえたシーンと、抽選で当たる「LUCKY HIT」のイメージバリエーション(写真違い)ではマウンドでチームメートにもみくちゃにされる感動的なシーンがカードになった。購入者には、使用球や使用ベースのレリックカード、サイン入りカードも当たるチャンスもある。


また、チームセットに1枚のスペシャルカードが封入されており、大谷、山本、佐々木朗希投手の日本人3投手のサインカードが当たる可能性がある。


Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。
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