米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」(GA)の最新オークション「2025 Spring Goldin 100」などが6月14日までに締め切られ、高額落札が続出した。
まずは、NBAのコービー・ブライアントとレブロン・ジェームズの「2009-10 UPPER DECK Exquisite Collection」のロゴマンパッチサインカードが1,161,440ドル(約1億6840万円)で販売された。
2024年のパリ五輪で米国男子バスケットボールチームがフランスを破り、金メダルを獲得した際のステファン・カリーの「TOPPS NOW」の1/1サインカードは518,500ドル(約7520万円)で落札された。これは購入者の中から抽選で当たる「LUCKY HIT」。このカードのサインカードは16枚、存在するが、ゴールドパラレルは1枚しか、作られなかった。
GAによるとこの落札額は「TOPPS NOW」の最高額という。
「TOPPS NOW」ではほかにもカリー、レブロン、ケビン・デュラントをフィーチャーした3人のサイン入り 1of1 カードも作ったが現時点で、当選者はその存在を公表していない。
カリーのカードでは「2009-10 PANINI National Treasures」のルーキーパッチサイン(#69/99)は、317,811ドル(約4640万円)で売買された。
米国プロスポーツで現在、最もホットな女性アスリートとされるケイトリン・クラーク(WNBAインディアナ・フィーバー)の「2024 PANINI Prizm WNBA」の「 Black Finite 1/1」は274,500ドル(約4000万円)で落札された。クラークは6月15日のニューヨーク・フィーバー戦で故障から復帰して32ポイントをマーク。フィーバーの開幕9連勝をストップさせた。
この落札額はクラークのカードの史上2位の高額となった。「Prizm WNBA」のゴールド版の1/1サイン入りルーキーカードも211,873ドル(約3100万円)で売買された。
サッカーのトレカではラミン・ヤマル(FCバルセロナ)の「2024 TOPPS Chrome UEFA Euro」の 1of1 サインカードは396,500ドル(約5790万円)で落札された。
野球のカードでは、ビンテージのカテゴリーながらPSA9の評価がついた、ロベルト・クレメンテ(MLBピッツバーグ・パイレーツ)のルーキーカード「1955 TOPPS」が732,000ドル(約1億690万円)で落札された。
※落札額はバイヤーズプレミアム込み。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。