サッカーのチャンピオンズリーグ(CL)の決勝が5月31日、ドイツ・ミュンヘンで行われ、パリ・サンジェルマン(PSG=フランス1部)が5-0でインテル・ミラノ(イタリア1部)に勝利。決勝史上最大の点差で初優勝を飾った。
ヨーロッパのクラブチームの頂点を決めるCL。2019-20シーズン以来2度目の決勝進出となるPSGは11分にはウスマン・デンベレがファーストシュート。これは決まらなかったが、12分、ドゥエの折り返しを受けたアクラフ・ハキミがあわせて、先制。ハキミは2020-21年シーズンにインテルでプレーして、翌年からPSGに移籍。古巣への想いも込めて、セレブレーションはなかった。
20分にもカウンターからドゥエが追加点を挙げ、2対0で折り返した。19歳のデジレ・ドゥエは今年、フランス代表のトップチームに招集されたばかり。後半も18分にドゥエがデンベレからのパスを受けてトラップからボレーシュート。この試合2点目を決めてリードを広げた。
PSGの猛攻は止まらない。64分、カウンターからヴィトール・ヴィティーニャが持ち運び、ラストパスに抜け出したドゥエがニアに流し込み3点目をあげた。
73分、デンベレのスルーパスにフヴィチャ・クヴァラツヘリアが左足でニアサイドを突き刺し4点目をマークした。
87分、途中出場のセニー・マユルが5点目。ドゥエと同じ19歳のマユルは今季からPSGユースからPSGに昇格。PSGの未来にもつながるダメ押しゴールになった。
そのまま、5-0で終わり、PSGが悲願の初優勝。リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランスに続き、3冠を達成した。ルイス・エンリケ監督にとっては、バルセロナを率いていた2014-15シーズン以来2度目のCL制覇に。エンリケ監督は異なる2クラブでCL優勝(チャンピオンズカップ時代を含む)を成し遂げた7人目の指揮官となった。
2得点、1アシストと活躍したドゥエが決勝の最優秀選手に選ばれた。
4度目の優勝を狙ったインテルはラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムの2トップ、フランチェスコ・アチェルビ、アレッサンドロ・バストーニ、バンジャマン・パヴァールの3バックで決戦に臨んだが、試合を通じて思うようにチャンスを作れなかった。
CL決勝史上最大の点差でヨーロッパ王者となった試合展開を象徴するかのように、TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では豪華に8種類のトレーディングカードの受注をスタートした。
1)集合写真
2)表彰式
3)マルキーニョス(マルコス・アオアス・コレア)主将
4)ルイス・エンリケ監督
5)ドゥエ
6)クヴァラツヘリア
7)マユル
8)ヴィティーニャ
期間限定で、受注枚数しか発行しない「TOPPS NOW」のお楽しみは、購入者だけに抽選であたる「ラッキーヒット」。通常はシリアルナンバー入りのカラーバリエーションだが、メモラビリアやサインカードが用意されることもある。
今回は、「ラッキーヒット」としては、表彰式のカードに、PSGのメンバーが表彰式で浴びた紙吹雪がはさみ込まれたメモラビリアカード。マルキーニョス主将とエンリケ監督のカードはサイン。ドゥエ、クヴァラツヘリア、マユル、ヴィティーニャのカードはメモラビリア&サイン、写真違いのイメージバリエーションが、それぞれ、企画された。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。