「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会」(世界卓球2025)は5月23日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング9位の伊藤美誠(スターツ)は同4位の王芸迪(中国)と対戦。ゲームカウント4ー1で勝利して4強入りを決め、銅メダル以上を確定させた。
伊藤は7連敗中の王に、第1ゲームこそ6-11で落としたが、第2ゲームを11-8で奪取。第3ゲームは序盤からリードを広げて11-6。第4ゲームも開始から7連続ポイント。追い上げられたが、11−8で逃げ切った。底力を見せたのは第5ゲーム。逆転されたが、再び追いつき、11−9で競り勝ってみせた。
試合後は両腕を突き上げてガッツポーズ。「本当にうれしいのひと言。なかなか勝てなかった相手。自分の力で、世界選手権の舞台で勝てて本当にうれしいです。本当に今日はいい感じに入りました」と涙が止まらなかった。
「中国を倒してのメダルってこんなにうれしいんだなと。前回早田選手が取ったのを思いだして、自分もできると思って、やりました。今日はテレビの生放送で日本の方が応援してくれてすごくサポートになりました。明日も思い切って頑張りたいと思います」と続けた。
今回の女子シングルスは日本勢4選手が勝ち上がり、それぞれ準々決勝で中国選手と対戦した。中国選手から「大魔王」と呼ばれ、恐れられた24歳が、その先陣を切り、復活をアピール。3位決定戦がないため、世界選手権ではシングルスで自身初のメダルとなった。
2020年の東京五輪では水谷隼との混合ダブルスで日本卓球界史上初の金メダルを獲得。シングルスでも銅メダル、女子団体では銀メダルにも輝いたが、昨年のパリ五輪は最後のひと枠を張本美和に譲った。それでも、次回のロサンゼルス五輪へ向け、再スタート。国内のTリーグには所属せず、腕を磨いてきた。
トレーディングカードも、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では2023年12月24日の試合が最後の1枚になった。オールスポーツカードの常連の伊藤だが、BBM「2024 Infinity」からトレカにはなっていない。トレカでも復活のロス五輪になるだろうか?。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。