佐々木朗希投手(ロサンゼルス・ドジャース)がメジャー初勝利をあげた。佐々木は5月3日、敵地トゥルイストパークでのアトランタ・ブレーブス戦に先発し、5回を6安打3失点。大谷翔平投手の勝ち越し8号ソロなど、味方打線の援護もあり、7度目の登板で初白星を手にした。
雷を伴う大雨の影響で、試合開始が3時間6分も遅れた。「食事をとったり、あとはある程度のことは先に終わらせといて、急に始まることは聞いてたので、ルーティーンを済ませて、その後はぶらぶらしたり、ゆっくりしました」
アクシデントの中、マウンドに上がったルーキーに味方打線は先制点をプレゼント。2回にホワイトに適時三塁打を許し同点に追いつかれたが、すぐに大谷が勝ち越し弾。ベッツ、フリーマンも適時打を放ち7-1とリードは広がった。
4回にアルビーズに4試合連続被弾となる一発を浴びるなど2点を許したが、踏ん張り、5回でメジャー自己最多98球。逆転サヨナラ負けで初勝利が吹き飛んだ前回同様、勝ち投手の権利を得てベンチに下がったが、今回はリリーフ陣が逃げ切り。チームは7連勝となった。
最速は96.7マイル(約155.6km/h)。三振は4つと佐々木らしい圧倒的な投球内容ではなかったが、「2日がかり」の粘投で、着実にメジャーに対応していることを証明した。「まずはほっとしてるというか。よかったなと、嬉しい気持ちです。(試合後のクラブハウスで)すごく、いろんなものをかけられて。たくさんの人におめでとうって言ってもらえて、すごく嬉しかったです」と目を細めた。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」は早速、佐々木の記念すべき初勝利をカードに。購入者の中から抽選で当たるラッキーカードには各カラーバリエーションのパラレルカードのほか、「1 of 1」の限定カードとして直筆サインとともに「1st MLB Win」と佐々木が綴ったインスクリプション(添え書き)が入ることも発表された。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。