
サッカーのアルゼンチン代表だった故ディエゴ・マラドーナ氏が1986年のワールドカップ(W杯)で、「神の手」ゴールとして有名なゴールを決めた際のサッカーボールが8月22日、米大手オークションハウス「Heritage Auction」にて、3350,000ドル(約5億3300万円)で落札された。
マラドーナ氏は、1986年にメキシコで開催されたW杯の準々決勝で、イングランドのゴールキーパーのピーター・シルトンをかわし、ボールをパンチでゴールに押し込んだ。試合後、マラドーナ氏は、ゴールを決めたのは「マラドーナの頭が少しと神の手が少し」だったと話した。
この試合でマラドーナ氏は「世紀のゴール」として語り継がれる「正真正銘」のゴールも。5人の選手をドリブルでかわし、シルトン選手の脇を抜けるシュートを決めた。試合はアルゼンチンがイングランドに2-1で勝利。そのまま決勝へ進み、西ドイツ相手に勝って、優勝を飾った。
「Heritage Auction」の担当者は出品中に「これはまさに唯一無二の品で、現存するサッカー関連品の中でおそらく最も重要なものと言えるでしょう」と説明。当初は、1000万ドル近い値が付くと予想されていた。
この試合で主審を務めたチュニジア人のアリ・ビン・ナセル氏は、試合終了後に「アディダス・アステカ」のボールを受け取り、30年以上保管していた。ビン・ナセル氏は2023年、そのボールが試合で使用された唯一のボールだと確認する書簡に署名。これが唯一の使用ボールだったことは、その後の第三者鑑定によっても確認されている。
ビン・ナセル氏は2022年に、このボールを237万ドルで売却。新しい所有者は2023年に再びオークションに出品したが、入札額が設定された最低価格に達しなかったため、落札されなかった。
マラドーナ氏が同じ試合で着たジャージー(ユニホーム)は、2022年のオークションで710万ポンドで落札された。
マラドーナ氏のトレーディングカードといえば、2021年に米大手オークションハウス「Goldin Auctions」で1979「PANINI CALCIATORI」(PSA10)が555,960ドル(約6060万円=当時レート)で落札。「Goldin Auctions」で落札されたペレ氏(ブラジル)の1958「ALIFABOLAGET」(PSA9)についた288,000ドル(約3000万円)を抜いて、サッカーカードの最高額(当時)を記録した。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。




























