
WWEの前世界ヘビー級王者「反骨のカリスマ」CMパンクが7月6日、地元シカゴで開催された「ロウ」で電撃復帰して、統一WWE王座奪取に成功した。
同王座は6月27日のPLE(プレミアム・ライブ・イベント)「ナイト・オブ・チャンピオンズ」サウジアラビア大会で王者コーディ・ローデス、グンター、サミ・ゼインの3WAY王座戦で争われ、ゼインがコーディを丸め込み、悲願の最高峰王座奪取に成功していた。

異例の急展開となった。前回の「スマックダウン」では前王者コーディとジェイ・ウーソが挑戦者決定戦を行い、コーディが勝利して挑戦者に決定。統一WWE王座は「スマックダウン」の最高王座だが、ニック・オールディスGMがグンターと衝突して職務停止に。「ロウ」のアダム・ピアースGMが代理GMを兼務することになり、王者ゼインvsコーディの王座戦はこの日の「ロウ」で開催された。
さらに、バックステージでグンターが挑戦者コーディを急襲。パワーボムでテーブルに叩きつけてから、ゼインの愛車の扉にも打ちつけ、大ダメージを負わせた。コーディは精密検査のために救急車で病院へ。結局、出場許可が下りずドクターストップでコーディとの防衛戦は中止になった。
ゼインは不戦勝を確信していたが、ピアースGMは対戦相手未定のまま王座戦決行を断言。ただあまりの急な展開に、新たな挑戦者は見つからなかったが、オールディスGMが代わりに挑戦者を探し出した。WWEユニバース(ファン)の「CMパンク! CMパンク!」のチャントが会場に響き渡る中、パンクが登場した。

ローマ・レインズとの激闘に敗れて世界ヘビー級王座から陥落した4月「レッスルマニア42」以来の試合となったパンクだったが、序盤からトペ・スイシーダを発射するなどエンジン全開。王者ゼインも豪快な雪崩式ブレーンバスター、決め技の「ブルーサンダーボム」を放って譲らず、白熱の攻防を繰り広げられた。
戸惑いながらも戦うゼインは、パンクの決め技「GTS(Go to Sleep」を連発。パンクもゼインの「ヘルヴァキック」返しで、形成を逆転。最後はGTSで左ヒザをゼインの顔面にぶち込み、3カウントを奪った。
口から出血しながら、8度目の最高峰王座(統一WWE3、世界ヘビー級5)獲得となったパンクは、ECW世界ヘビー級王座を合わせれば9度目、他団体のベルト(AEW世界2度)を含めると、通算11度目となる世界王座に輝いた。WWE入りから13年で頂点に立った苦労人のゼインだが、在位9日で王座陥落となった。

TOPPS社ではオンデマンドカード「Topps Now」では急展開のストーリーにもかかわらず、パンクの限定トレーディングカードを発売。購入者の中から抽選で当たる「Lucky Hit」には直筆サインカードが企画された。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























