【コラム】上田綺世の2発を含む炎の4ゴール! 日本代表がW杯第2戦でチュニジアに圧勝!

FIFAワールドカップ2026北中米大会で日本代表は6月20日、メキシコのモンテレイスタジアムでの1次リーググループFの第2戦でチュニジアに4-0で快勝した。日本がワールドカップで1試合に4得点をあげたのは初めて。日本は1次リーグの通算成績を1勝1引き分けとして勝ち点を「4」に伸ばした。

ワールドカップの第1回大会から数えて通算1000試合目にあたる節目の試合だった。日本は先発メンバーのキャプテンのDF板倉滉を起用したほか、中盤にMF田中碧を入れるなど初戦のオランダ戦から先発メンバーを4人入れ替えて臨んだ。

試合は前半4分に自陣からパスをつないで相手陣内に攻め込み、左サイドからMF中村敬斗があげたクロスボールをMF鎌田大地が左足かかとで合わせて先制した。

「できるだけゴールに近いところで、シュートできるようにと考えていた。自分たちが狙っているよいビルドアップから崩して、ゴールができてよかった」初戦のオランダ戦に続くゴールを鎌田は振り返った。

初戦では 「やろうと思って、できなかった」という電話の受話器を持つようなパフォーマンスも披露。これは所属クラブのfクリスタル・パレスの同僚エディ・エンケティアのパフォーマンスで、W杯でゴールを決めたらやると約束していた。

鎌田の先制ゴールは、日本代表がこれまでのW杯で決めた中では、最も早い時間でのゴールとなった。これまで最も早かったのは2018年のロシア大会、1次リーグ第1戦のコロンビア戦で、香川真司選手が決めた前半6分だった。W杯で日本代表の選手が2試合連続でゴールを決めたのは、日本と韓国で共同開催された2002年の大会の稲本潤一さん以来、2人目となった。

さらに31分にはFW上田綺世が右足で強烈なミドルシュートを決めて、前半で日本が2-0とした。

「(1点目は)きょうはフィーリングもよかったし、ここ最近ミドルシュートなど、いろいろなシュートの形を新しく自分の中で練習していたところだった。それが生きたと思う」と上田は話した。

後半も日本ペースで試合が進み、24分に上田のワンタッチパスを受けたMF伊東純也が右足で決めてリードを広げ、38分にはMF佐野海舟のクロスボールに上田が頭で合わせて、この試合2点目をマークした。

「前半からいい入りができて、早い段階に1点取れたので、スムーズに試合を進められた。相手がどうやってくるかわからない中でも、柔軟に対応できたと思うし、前半からいいプレーができていた」と伊東純。「(2点目は)佐野選手からいいボールが上がってきた。一瞬、届かないと思ったが、ジャンプのタイミングがうまくかみ合った。ほっとしている。前回の大会で悔しい思いをした。ようやく晴らせた気がする」と日本代表として初の1試合2ゴールを決めた上田は話した。

日本代表は今大会の通算得点を6に伸ばし、これまでに1大会で記録した最多の得点数に並んだ。これまでの最多得点数は、決勝トーナメントの1回戦で敗退した2018年のロシア大会で、今大会では、1次リーグの2試合を終えて早くも並んだ。

そのままリードを守った日本は今大会1次リーグ初勝利。通算成績を1勝1引き分けとして勝ち点を「4」に伸ばした。勝ち点で並ぶ日本とオランダは、直接対決で引き分け、1次リーグ全体での得失点の差でも並んでいるが、総得点で、この日、スウェーデンを5-1で下したオランダが日本より1点多いため、現時点の順位はオランダが1位、日本が2位となった。

日本は次の1次リーグ最終戦となるスウェーデン戦(6月25日・ダラススタジアム)に勝つか、引き分けると決勝トーナメント進出が決まる。負けた場合でも、ほかのチームの結果次第で決勝トーナメント進出の可能性がある。

「ワールドカップの通算1000試合目で世界中が見ている試合で勝利できてうれしく思う。チュニジアの監督が交代してどういう戦いか予想がつかない中、選手たちがいい準備をしてくれて何をすべきかベストを尽くしてくれた」と日本代表の森保一監督は試合後、選手たちをたたえた。

久保建英が欠場した影響もあり「シャドー」と呼ばれる前線のポジションで起用した鎌田には「これまでのチーム作りで中心の選手としてふだんは守備的なボランチで起用しているが、チーム状況を考えてシャドーで良さを出してもらって、試合をコントロールしてもらおうと考えた。ゴールも決めてくれて、攻撃の起点になるだけでなくチームを勢いづけてくれた」と評価した。

次戦のスウェーデン戦には「まずは勝つことが大きな目標だ。得失点差ももちろんあるが、いい守備からいい攻撃で、勝つことにこだわっていきたい」と自力での決勝トーナメント進出に意欲をみせた。

サッカー日本代表の最新トレーディングカードはW杯開幕に合わせて、バンダイから発売された「ツインウエハース サッカー日本代表VER. 2026」。もちろん、この日、ゴールを決めた鎌田、上田、伊東純の3選手は、「ノーマル」カードも、箔サイン入りの「レア」カードも収録されている。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。

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