
「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の最終日が4月12日、埼玉・石坂ゴルフ倶楽部で行われ、ウー・チャイェン(台湾)がJLPGAツアー2勝目を飾った。
首位で出たチャイェンは5バーディー、3ボギーの70で回って通算10アンダーとし、昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」以来の優勝を果たした。
2022年11月、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)プロテストに合格し、日本でプレーを続ける22歳。会見では「将来は日本で女王になりたい」と語った。
最終組が前半を終えて1打差に9人がひしめく状況下、チャイェンは11番、12番の連続バーディーで抜け出した。その後、岩井明愛、佐久間朱莉に追い上げられたが、14番では5メートルのパットを沈めてパーをセーブ。終盤の16番で4メートルのバーディーパットを決め、17番では10メートルのバーディーパットで勝利を決定づけた。

涙を浮かべた初優勝とは違い、満面の笑みを振りまいた。「2勝目ができて本当にうれしい。今シーズンはまだ、長いですが、これからも一戦一戦を大切に全力でがんばっていきます」と話した。
今季のJLPGAルアー第2戦、母国の台湾で開催された「台湾ホンハイレディース」は予選落ちを喫した。「コースも難しく、自分の調子も良くなくて……。とっても悔しかった」
パットの不調は新しい武器で乗り越えた。長尺パターを「試してみたらいい感じでした」。第3戦の「Vポイント×SMBC レディス」から使い、前週の「ヤマハレディースオープン葛城」で今季初トップ10の9位に入り、手応えをつかんでいた。「まだロングパットの距離感はつかめていないですけど、短いパットは自信を持って打てています。リズムが良くなりました」

4歳からゴルフを始めた。アマチュア時代の主な戦績は2017年全米女子アマチュア選手権3位などで、22年JLPGAプロテストに一発合格。23年にステップ・アップ・ツアーで3勝を挙げて賞金ランク1位になり、24年からレギュラーツアーが主戦場になった。
この日も優勝会見を通訳なしでやり切った。「本やYouTubeで勉強しています。日本の生活が好きですし、食べ物もおいしくて、特にお寿司が好きです。日本のツアーはコースコンディションが本当に良くて、ギャラリーの皆さんもすごく応援してくれる。すごく楽しいです」とまた、笑顔を見せた。
「今季の目標は年間ランキング10位以内です。(将来のアメリカツアーより)まずは日本です。人生の目標が日本で年間女王になることなので」と言い切った。
昨年の初優勝に続く、チャイェンの「EPOCH-ONE」は春のさわやかな太陽のような笑顔のガッツポーズ。「EPOCH 2026 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS ROOKIES & WINNERS」にも昨年のWINNERとして収録が決定している。エポック社のオンデマンドカード「エポワン」だけでなく、このスマイルは何度でも見たい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























