「ミネベアミツミ レディス北海道新聞カップ」の最終日が7月13日、真駒内Cカントリークラブ空沼コースで行われ、内田ことこ(加賀電子)が地元の北海道でJLPGAツアー初優勝を果たした。6バーディー、3ボギーの69で回り、通算16アンダーとした。初日から首位を守る完全優勝だった。
1番でバーディー、2番でボギー、3番でバーディーと序盤は出入りの激しいゴルフとなったが、前半で3バーディー、1ボギーと伸ばして回り、後続との差を広げて逃げ切った。
15アンダーで迎えた最終18番。6メートルのウイニングパットを鮮やかに沈めた。6打差をつける圧勝劇だった。
プロ5年目の22歳。「初優勝はすごくうれしい。(これまで)優勝争いをたくさんしているわけではない。今年は優勝争いをすることが目標のひとつだった。こんなに早く勝てるとは」と喜びを隠さなかった。
今季の最高位は6月の「ニチレイ・レディス」の5位。直近の「アース・モンダミンカップ」、「資生堂・JALレディス」と2戦連続で予選落ちしていた中で迎えた今大会だったが、地元ファンの応援も支えになった。
高校卒業後の2021年6月、プロテストに一発で合格した。93期生には岩井姉妹の明愛と千怜や佐久間朱莉、桑木志帆らがいる。今季、ツアー初優勝を飾った佐久間はすでに3勝。「シーズンはまだ、半分。複数回優勝を目指したい」とまずは2勝目を目指す。
本名は「琴子」だが、合格時に先輩プロに同姓同名の「内田琴子」がいることを知り、名前をひらがな表記で登録した。本名での登録は、後輩として、譲ったが、コースでの勝負は譲る気はない。
内田は、エポック社の「2022 JLPGA 日本女子ゴルフ協会 オフィシャルトレーディングカード ROOKIES & WINNER」でルーキーカード(RC)が初登場。毎年、サインカードが封入されてきた。今回の初優勝で、同社の「EPOCH-ONE」で、初のオンデマンドカードが作られた。
来年の「ROOKIES & WINNERS」には「WINNER」のひとりとして、堂々とトレカが収録される。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。
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