「アース・モンダミンカップ」の最終日が6月29日、千葉・カメリアヒルズカントリークラブで行われ、佐久間朱莉(大東建託)が逆転で今季3勝目となる通算3勝目を挙げた。1打差の2位で出て、4バーディー、2ボギーの70で回り、通算11アンダーとし、逆転で制した。
終盤は菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)との一騎打ちに。15番で3メートルを沈めてトップをとらえると、16番で菅沼がボギーとなり、抜け出した。18番でウィニングパットを沈めると、左手を高々と掲げた。
「私自身、今週はなかなかうまくいくプレーができなくて、苦しい展開だったんですけど、なんとかチャンスでバーディーを取ることができて、最後までいいプレーを皆様にお届けできたかなと思います。2勝目してから女王を目指すと断言したので、それを有言実行できるように残りのシーズンを全力で戦ってまいりたいと思います」と話した。
4月のKKT杯バンテリンレディスでJLPGAツアー初優勝を飾った。5月のブリヂストンレディスで2勝目を挙げた翌週から、2戦連続で予選落ちを味わった。体が起き上がり、球が右に行きがちだったショットを修正。宮里藍サントリーレディスで3位に入るなど復調した。
「2勝目をあげてから、年間女王を目指すと宣言したので有限実行できるように、残りのシーズンも全力で戦っていきたい」とたくましくなった22歳。ホールインワンに600万円の賞金が懸けられた13番で、2日目にあと10センチまで迫るなど、目が離せない存在になった。
シンデレラロードを歩むニューヒロインのトレーディングカードは人気も確実にアップしている。7月4日に受注をスタートした、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」での優勝記念カードも3枚目。カード映えするスマイルもすっかり、堂に入ってきた。ツアーVを積み重ねて4枚目、5枚目の「エポワン」も作られれば、年間女王の「アワード」カードも作られそうだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。