TOPPS社がオンデマンドカード「TOPPS NOW」でWWEの最新トレーディングカードの受注をスタートした。
今回はサウジアラビアのリアドで開催された6月27日の「スマックダウン」、同28日のPLE「ナイト・オブ・チャンピオンズ」から、6種類のトレカが登場。話題になっているのは、「スマックダウン」でUS女子王者を獲得したジュリアの1枚だろう。
日本の「スタ―ダム」でも活躍したジュリアは、必殺の「ノーザンライトボム」で王者のゼリーナ・ベガから3カウントを奪い、WWE加入後、約9か月、「NXT」からメインブランドのひとつ「スマックダウン」に昇格後、わずか6週間でビッグタイトルを手にした。
ジュリアのUS女子王座獲得についてはこちらで書かせていただいた。
ジュリアがUS女子王座をスピード獲得! サウジアラビア開催で特製コスチュームはトレカになるか?【コラム/WWE】
WWEのスーパースターに駆け上がった、そのスピード出世ぶりとともに、注目されるのがこの日のコスチューム。女性の肌の露出が制限されるイスラム圏での試合では、女子レスラーは特製のボディースーツでリングに上がる。ジュリアにとっては、初のイスラム圏での試合で、黒を基調に、イエローを合わせた特製ボディスーツで勝利した。
コーナーに上がり、チャンピオンベルトを掲げる姿はまさに「デンジャラス・ビューティー」である。
この日の「スマックダウン」からは、シーナとの統一WWE王座タイトルマッチを翌日に控えたCMパンクも「TOPPS NOW」に。かつてのシーナをスタイルを真似して、シーナを挑発した1枚で、カリスマ的な人気を誇るCMパンクに並ぶ、ジュリアの人気ぶり、王座奪回の偉業ぶりも証明された。「ナイト・オブ・チャンピオンズ」もすべての試合がカードになったわけではない。
≪ナイト・オブ・チャンピオンズ試合結果≫
【第1試合】
☆キングオブ・ザ・リング決勝
○コーディ・ローデス – ●ランディ・オートン
19分47秒=クロスローズ→片エビ固め
【第2試合】
☆ストリートファイト・マッチ
○リア・リプリー – ●ラケル・ロドリゲス
14分3秒、リップタイド→片エビ固め
【第3試合】
☆時間無制限1本勝負
○サミ・ゼイン – ●カリオン・クロス
13分32秒=へルーヴァキック→片エビ固め
【第4試合】
☆US王座タイトルマッチ
○ソロ・シコア(挑戦者) – ●ジェイコブ・ファトゥ(王者)
12分8秒=サモアンスパイク→片エビ固め
この試合では、新日本プロレスで活躍したヒクレオが兄トンガ・ロア、と乱入してシコアの王座奪回に貢献。タラ・トンガとリング名を改め、「ルーキーカード」ロゴ入りのカードが作られた。シコアの戴冠カードにも、トンガ・ロア、新日本プロレスからひと足早くWWEに移籍していたJCマテオ(ジェフ・コブ)とともに登場している。
【第5試合】
☆クイーン・オブ・ザ・リング決勝
○ジェイ・カーギル – ●ASUKA
8分33秒=ジェイデッド→エビ固め
【第6試合】
☆統一WWE王座タイトルマッチ
○ジョン・シーナ(王者) – ●CMパンク(挑戦者)
26分16秒=乱入したロリンズがストンプ→片エビ固め)
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。