ブンデスリーガは5月10日、第33節が行われ、バイエルン・ミュンヘンは本拠地のムアリアンツ・アレーナで、ボルシア・メンヘングラッドバッハに2-0で勝利した。
4日に昨季王者のバイヤー・レバークーゼンが引き分け。残り2試合で8ポイント差を逆転することが不可能になったため、バイエルンの優勝がすでに決定していた。バイエルンのブンデス制覇は歴代最多を更新する通算34度目。昨季は3位に終わり、12連覇を逃したが、2季ぶりに王座を奪還した。
この日はホーム最終戦。試合終了後にホームのファンの前で優勝トロフィーを授与された。
昨季、プレミアから移籍したイングランド代表FWハリー・ケインにとっては、ブンデスでの待望の初タイトルとなった。ビールを浴びてびしょぬれになったケインは、優勝について「信じられない気持ちだ」と話した。
ケインが31分、マイケル・オリーセのカーブをかけたシュートのコースを頭で変え、リーグ戦25ゴール目となる先制点を挙げると、90分にはオリーセ自身がゴールを決めて試合を締めくくった。
ドイツ代表のMFトーマス・ミュラーはバイエルンでの最後のホームゲームとなった。今季限りでクラブを去る35歳のベテランは、クラブでの公式戦通算750試合目に臨み、57分に惜しいシュートを放ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。83分に交代を告げられ、チームメートと抱擁を交わし、控え選手やスタッフがつくった花道を通ってピッチを去った。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では、この日の試合後の歓喜の表彰式をカードに。ケインのカードには「LUCKEY HIT」として、サインカード、トロフィーを使ったメモラビリアカードも用意された。どちらも世界に1枚しかない1 of 1である。
なお、ホルシュタイン・キールとVfLボーフムは降格が決まった。初昇格のキールは希望をつなぐためには勝利が必要だったが、先制点を挙げたものの1-2でSCフライブルクに敗れた。ボーフムも1-4でマインツ05に敗れ、5季ぶりの2部降格となった。ハイデンハイムは3-0でウニオン・ベルリンを下し、少なくとも入れ替え戦に回る16位以上を確保した。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。