バレーボールのSVリーグ男子は5月5日、LaLa arena TOKYO-BAYでプレーオフ決勝の第2戦を行い、サントリーサンバーズ大阪がジェイテクトSTINGS愛知にセットカウント3-0で勝利。第1戦からの連勝で優勝を決めた。前身のVリーグから連覇となり、通算11度目の日本一に輝き、全日本選手権との2冠を達成した。
レギュラーシーズン2位のサントリーは同4位の愛知に対して、セットカウント0-2から逆転で勝利した第1戦からの勢いを止めることはなかった。
この日は第1セットから、第1戦のリプレーを見るかのようにジュースへ。愛知に3度のセットポイントと攻められたが28-27の緊迫した場面で、高橋藍が決めて、セットを奪取。第3セットは10-13の劣勢からバックアタックで一気に流れを引き寄せた。アタック決定率71・4%で18得点を記録した髙橋がMVPに選ばれた。
「今日、今季一番良いバレーが出せたんじゃないかな」と高橋は胸を張った。今季イタリアのセリエAからサントリーに加入した。昨季はセリエAで日本人2人目の決勝を経験した。「最初から初代王者になるのは自分の責任でもあったし、チームとしての目標でもあった。ここをしっかりと勝ち取れたことが大きい」と話した。
「間違いなく日本のレベルは高まっている。だが、1点を取ることに対してはもっともっとこだわっていかないといけない」と改善点はある。まだ長い旅路の途中。背番号「12」が、リーグとともに真の頂きに挑む。
バレーボール男子のトレーディングカードは2月に発売されたバンダイ「JAPAN NATIONAL VOLLEYBALL TEAM ツインウエハース」が好調だ。7月にはヒッツ社から「バレーボール男子日本代表 2025」にくわえ、コレクションアイテムとして「バレーボール男子日本代表2025」トレーディングmini色紙、 ミニ屏風コレクションが発売される。もちろん、高橋のカードも封入される。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。