卓球Tリーグの松島美空（みく＝京都カグヤライズ）が11歳4か月でＴリーグ史上最年少記録となる初勝利をマークした。
京都カグヤライズは11月10日、広島・コジマＨＤ中区スポーツセンターで日本生命レッドエルフと対戦。松島は第2試合に出場し、世界ランク16位でパリ五輪女子団体銅メダリストの田志希（韓国）を3-1（11-5、3-11、11-4、11-9）で破る「大金星」をあげた。
そして、11月14日にはこの松島美の初勝利のカードがエポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」から発売された。
2022年10月に9歳でTリーグ最年少出場を果たした松島美は2018年に5歳で全日本選手権バンビの部に初出場。21年にバンビの部で優勝、翌年には連覇。カブの部でも優勝を飾るなど、世代別の大会で優勝を重ねるなど順調に成長を続けているが、またTリーグの記録を塗り替えた。
樹立したのはTリーグの記録だけではない。昨年11月には、10歳で史上最年少の「エポワン」が発売されていた。今回はそれに続く2枚目の松島美の「エポワン」である。
昨年10月に木下アビエル神奈川と対戦した京都カグヤライズ戦。第2試合で松島美は、木原美悠を相手にこのシーズンのリーグ戦初出場で、アジア大会女子ダブルスで張本美和と組み銅メダルを獲得するなど勢いのある19歳の木原を相手に健闘を見せた。サービスエースも奪い、ラリーでも対応。持ち味の細かいフットワークから繰り出される両ハンド連打と粘り強さでネットインにも食らいつき、会場を沸かせた。この試合が松島美にとっての1st「エポワン」になった。
4兄妹の長女で、兄の輝空（そら）と翔空（とあ）、妹の愛空（あいら）も卓球をプレー。17歳の輝空はTリーグの木下マイスター東京に所属し、パリ五輪にも出場した。夢は「五輪での女子シングルでの金メダル」。TEAM JAPANの五輪「エポワン」への登場も夢ではなくなってきた。
Cove（ライター）
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター（自称）。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。
