NPBが3月26日に開幕した。今週から「HOT PLAYER」もベスト10からベスト20にパワーアップ。開幕3連戦ではたくさんのドラマが起こり、スタンドに駆け付けたファンもしびれた。その中でも、27日の東京ヤクルトとの開幕2戦目でプロ初安打をバックスクリーンへの初アーチで飾った佐藤輝明外野手（阪神）が1位をキープ。同日、対中日戦でチームとしては2003年の永川以来18年ぶりとなる初登板初セーブをマークした栗林良吏投手（広島）が、その快速球に負けないスピードで2位へ急浮上。柳田悠岐外野手（福岡ソフトバンク）、鈴木誠也外野手（広島東洋）もランクを上げてきた。

【20位～11位】
秋広優人内野手（巨人）は3月27日のイースタン・リーグ、対北海道日本ハム戦で初本塁打。プロ23打席目、チームでは坂本勇人内野手を超える6戦目での一発だった。根尾昂内野手（中日）、藤原恭大外野手（千葉ロッテ）の大阪桐蔭高OBコンビは開幕スタメンで光る攻守を見せた。奥川恭伸投手（東京ヤクルト）は阪神相手にプロ2試合目の先発で粘投。紅林弘太郎内野手（オリックス）はプロ初本塁打を放った。

【➉牧秀悟内野手（横浜DeNA）】
巨人相手に、チームの新人では史上初となる一塁手として開幕スタメン出場。第2戦でプロ初安打を記録すると、第3戦では3安打と初打点。ソトら外国人選手の合流も決まったが、このまま、スタメンに名前を連ねることになりそうだ。

【➈早川隆久投手（東北楽天）】
開幕3戦目、28日の対北海道日本ハム戦でプロ初登板初先発。6回を4安打無失点に抑え、ルーキー一番のりで初勝利をあげた。ドラフト会議では4球団が1位指名で競合。試合後、単独指名権を引き当てた石井一久監督とツーショット。この写真がトレカになるかも。

【➇山本由伸投手（オリックス）】
オリックスの9年連続開幕戦連敗をストップするために上がった3月26日の対西武戦のマウンド。速球王は7回を自責点1に抑えたが、味方の守備陣の失策もあり失点は4。チームは開幕戦10連敗のリーグワースト記録を更新、11年連続開幕戦未勝利はNPBワーストタイに。開幕戦は1試合だけだが、本領発揮はこれからだ。

【➆野村佑希内野手（北海道日本ハム）】
2年連続の開幕スタメンを飾ると、3連戦で全試合に安打をマークした。第2戦では勝ち越しの2点二塁打を放ち、チームに初勝利を呼び込んだ。トレカも昨年から市場価格を上げてきたホープが開幕からエンジン全開。

【➅田中将大投手（東北楽天）】
予定されていた8年ぶりのNPB復帰登板は右ふくらはぎを痛め、前日に回避が発表された。それでも、開幕戦の26日には「イーグルス田中将大チップス」が本拠地の楽天生命パーク宮城限定で発売。「ヤフオク！」や「メルカリ」で早速、1枚999円などで出品された。

【➄鈴木誠也外野手（広島東洋）】
カープの4番打者は27日の中日との開幕2戦目で勝ち越しの左前適時打。開幕戦こそ無安打に終わったが、今季6打席目での初安打で、今季初の勝利打点をあげた。侍ジャパンの4番打者として貫録のスタートを切った。

【➃村上宗隆内野手（東京ヤクルト）】
対戦相手の阪神の黄金ルーキー・佐藤輝の一発で霞んだが、27日の2戦目に今季1号を豪快に左翼スタンドへ運んだ。打撃3部門でタイトル争いに絡む可能性がある今季。背番号55から、そのトレカから目が離せない。

【➂柳田悠岐外野手（福岡ソフトバンク）】
両足アキレス腱の不調による調整不足が心配されたが、千葉ロッテとの開幕戦で右中間へ今季初本塁打。自身2本目の開幕弾となった3番打者を含め、今宮、周東、甲斐も一発を放ちホークスは開幕戦新記録となる4本塁打。5年連続日本一へ主砲が存在感を見せた。

【➁栗林良吏投手（広島東洋）】
ドラフト1位ルーキーは27日の開幕2戦目、対中日戦でプロ初登板初セーブ。3点リードの9回に登板し、三者凡退。最後は根尾をフォークボールで空振り三振に。チームでは03年の永川以来となる初登板初セーブとなった。翌28日も9回を無安打無失点。投げっぷりのよさでトレカも高騰。

【➀佐藤輝明内野手（阪神）】
記録づくめのプロ初本塁打だった。27日のヤクルトとの開幕2戦目の初回。田口から左対左をものともせず、神宮球場のバックスクリーンへ。プロ初安打が12球団最速の新人1号アーチとなった。チーム開幕2戦目、5打席目の新人本塁打はチーム史上最速。エポックの「ROOKIES & STARS」も予約が殺到している。

TCJデータチーム