MLBのレジェンド、野茂英雄さんの久しぶりのトレーディングカードが話題になっている。オンデマンドカード「TOPPS Now」のダルビッシュ有投手(サンディエゴ・パドレス)のトレカに写りこんでいるもので、マスク姿の身体半分の写真とはいえ、ファンにはうれしい「偶然」となった。
このトレカはスプリングトレーニング(春季キャンプ)でのMLB全球団の様子を伝える好評の企画「Road to Opening Day」の1枚。パドレスは米国アリゾナ州ユマでトレーニングを行っているが、野茂さんは2016年からパドレスの球団アドバイザーを務めており、今季からパドレスに移籍したダルビッシュからフォークボールの指導などを請われていた。
野茂さんはNPB近鉄バファローズをFAとなり、1995 年にMLBロサンゼルス・ドジャース入り。日米で新人王に輝き、MLBで2度の最多奪三振のタイトルを獲得。6球団で123勝109敗を残し、日米200勝も達成した。
野茂さんとダルビッシュは18歳差。近鉄バファローズの本拠地だった藤井寺球場のそばにダルビッシュが住んでいたこともあり、憧れの存在だった。日本ハムファイターズで着けた背番号も近鉄時代の野茂さんと同じ「11」という縁もあった。
春季キャンプではフォークボールだけでなく、精神面でのアドバイスを受けたようで、向上心の強いダルビッシュにとってはかなりのプラスになったようだ。ブルペンの横でダルビッシュの投球を見守る姿は球団の公式ツイッターでも紹介されていた。
今回のトレカはダルビッシュにとっては初のパドレスのユニフォームでのもの。野茂さんのトレカとしても今回のカードは貴重な1枚といえる。現役引退後はLEAF社からユニフォームだけがデザインされたカードが発行される事が殆どで、表情が分かるカードとしては2016年にPANINI社より発売をされた『PRIME CUTS』以来となる。その『PRIME CUTS』ではダルビッシュとのコンボメモラビリアカードが収録されていた。
この「Road to Opening Day」は15選手を収録したチームセットで、販売価格は49.99ドル(約5,300円)。開幕日までの期間限定ではあるが、TOPPS社HPにて受注を行っている。日本からも送料をプラスすれば購入可能だ。
「TOPPS Now」Road to Openinig Day はこちら。
トレカジャーナル編集部