マリーンズ・澤村の直筆サインカードが待ち遠しい【ニューストピックス】

 NPB巨人から千葉ロッテに移籍した澤村拓一投手が9月9日の対日本ハム戦で移籍後初登板。1イニングを3者連続三振に斬って、雄たけびをあげた。シーズン中の、香月一也内野手との交換トレードの経緯については他のメディアに任せるが、満点デビューだったことは間違いない。

熱い投球で、新しい本拠地・ZOZOマリンを沸かせ、マリーンズファンの心をわしづかみにした。そうなると、コレクターにとって、楽しみなのが「マリーンズ・澤村」のトレカになる。読者のみなさんもご存じの通り、巨人の球団の方針もあり現役選手の直筆サインカードはパック商品に封入されることはない。2011年にドラフト1位で入団し10年目を迎えた澤村も例外ではなく、箔サインが存在するだけだった。

 ジャイアンツのユニホーム姿を惜しむかのように、これまで発売された澤村のトレカも動き始め、巨人時代の箔サインカードも取引価格を上げている。その投球スタイルと、リリーフとしての盛り上がる出番を考えれば、新しいチームの顔として人気も出てくるはずだし、「マリーンズ・澤村」のトレカも需要が高まるだろう。ましてや、直筆サインカードはマリーンズのファンではなくても、注目のトレカになる。

 すでに、オンデマンドカードのEPOCH「エポックワン」では8日の入団会見の様子と初登板の2種類がカード化され、販売を締め切られた。とくに初登板カードは背番号57のユニホームが間に合わず、福島打撃投手の103のユニホームを着た貴重な写真が使われている。

パック商品ではまさに「電撃」とも言える突然のトレードだったため、すでに制作が済んでいる10月発売のBBM「2ndバージョン」も「ジェネシス」には封入は間に合わない。間に合いそうなのは、シーズンのアップデート版として人気のBBM「FUSION」ぐらいだろうか。

 ちなみにトレード相手の香月は今年のBBM「2020千葉ロッテマリーンズ」に59枚限定の直筆サインが封入されているほか、大阪桐蔭高からドラフト5位で入団した2015年からBBMのチームリミテッドに直筆サインカードが入っているが、来年以降の新商品には直筆はなくなる。

 ひと昔前までは、NPBのトレードは、MLBとは大違いで、ネガティブに思われることが多かったが、今回の澤村のトレードをはじめ、積極的にトレードを断行する巨人の影響もあり、ここ数年は変わってきた。シーズン中のトレードで、応援していた選手が好きなチームを去るのは寂しい。さらに、トレカの制作サイドにとっても悩ましいだろう。それでも、野球ファンやトレカコレクターにとっては楽しみが増える。どんどん、断行していただきたい。今年のトレード期限は9月30日。オフシーズンだって、澤村の直筆サインカードとともに、ファンを驚かせてくれるトレードを待っている。

cove【ライター】
国内外のベースボールカードやコレクションアイテムを収集し続けて30年。元スポーツ紙ライター。

トラウトがトレカ史上最高額を更新【コラム/コレクション】

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