
大相撲名古屋場所の千秋楽が愛知・IGアリーナで7月26日、行われ、関脇・安青錦(本名ヤブグシシン・ダニーロ、ウクライナ出身、安治川部屋)が、3場所ぶり、自身3度目の優勝を果たした。
本割で12勝3敗で並んだ大関霧島、関脇熱海富士との優勝決定ともえ戦を制した。
安青錦は2023年秋場所で初土俵を踏み、年6場所制が定着した1958年以降(付け出しを除く)では最速となる所要14場所で大関に昇進。新大関場所の今年1月の初場所で2度目の優勝を飾った。
しかし、綱取りをめざした春場所で左足小指を痛めて骨折が判明し、初めての負け越しを経験。続く夏場所を全休して大関から関脇に転落した。

関脇として臨んだ今場所はケガを抱えながらも、2横綱、2大関を全て撃破した。8日目に左足親指を負傷し、歩行も難しい状態に。それでも治療を続け、テーピングで固めて土俵に上がった。11日目には、大関復帰に必要な10勝目を達成した。
1969年名古屋場所以降、大関は2場所連続負け越しで関脇に転落することとなり、その場所で10勝すれば復帰できる特例もできた。その特例で復帰したのは8例目だが、優勝した力士は過去にいなかった。また自身が初優勝を遂げた昨年九州場所以降、5場所連続で「12勝3敗」での決着で、史上最長を更新した。
優勝決定戦は得意としていた。初優勝は豊昇龍を、2度目は熱海富士を破って優勝していた。今回は初めて優勝争いのトップで千秋楽を迎えたが、本割で敗戦。ただ前日に、安青錦は「いろいろなパターンに対応できるように」と想定しており、ともえ戦は譲らなかった。

場内インタビューで「我慢強く、自分らしい相撲を取れたことが一番、結果につながったんじゃないかなと思います。ケガをして、関脇まで落ちて。自分自身に悔しさというか、ここで終わる人間じゃないという思いが強かったです」と話した。最後には「安青錦らしく、我慢強い相撲を取って、また一番上の番付を目指していきます」と綱取り挑戦を宣言した。
BBMの大相撲カードの最新作は5月に発売された「郷」。安青錦はサインカードのほかにも、BBMのNPBカードでおなじみの高級インサート「TREASURE」でも登場している。大相撲カードの次回作も楽しみになってきた。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























