
ミラノ・コルティナオリンピックは2月16日、フィギュアスケートのペアで後半のフリーが行われ、三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)が逆転で金メダルを獲得した。
前半のショートプログラムの上位16組が出場したこの日のフリー。団体戦でも完璧な演技を見せたふたりが、まさかのミスで前半5位と出遅れたが、冒頭で3回転のツイストリフトを決めると、続く3回転トーループからの3連続ジャンプを確実に決めた。
そして、ショートプログラムでミスがあったリフトは、木原選手が頭上に持ち上げた三浦選手をしっかりと支えきり、本来の安定した演技で最高評価のレベル4を得た。

このあとも、映画「グラディエーター」の壮大な音楽に合わせ、ペアならではのスロージャンプやデススパイラルをほぼ完璧な精度で決めると、終盤は持ち味のスピードを生かしたリフトでリンク全体を広く使って滑り、観客を魅了した。
ふたりはスケーティングの技術などを示す演技構成点でも高い評価を得てフリーの得点は158.13と、歴代最高得点をマークし、合計は231.24で前半5位から巻き返して逆転での金メダルを獲得した。
最後のグループのすべての演技が終わり、銀メダルは、アナスタシア・メテルキナとルカ・ベルラバ組(ジョージア)の銀、ミネルバ ファビエンヌ・ハーゼとニキータ・ボロディン組(ドイツ)の銅メダルが決定。「りくりゅう」の金メダルが決まると、涙の木原と呆然とする三浦は床に座りこんでしまった。

「金メダルはまだ実感が湧いていませんがきのうのミスから立て直すことができ、今までの強さを出せたことがいちばんうれしい。きのうの演技が終わってから、いつも引っ張ってくれる木原選手がずっと泣いていたので、今回は自分がお姉さんとして引っ張りました」と三浦は話した。
「きのうの演技のあと、すべて終わってしまったと思ったが、三浦選手がうまく引っ張ってくれて、諦めずに本当によかった。三浦選手と出会えなかったら2つのオリンピックに出ることもできなかったので、感謝しかない」と木原は話した。

ペア結成から7年。この種目で日本勢がメダルを獲得するのは初。ふたりはグランプリファイナル、四大陸選手権、世界選手権に続いて五輪も制し「ゴールデンスラム」を達成した。
「りくりゅう」のトレーディングカードはエポック社の「TEAM JAPAN OFFICIAL TRADING CARDS」に収録されてきたが「MINT」では今大会前から動きを見せ始め、この日の早朝の快挙から、一気に完売状態となってしまった。今後も新しいカード作成が楽しみだが、この日の演技の最後の木原の頭上でガッツポーズする三浦の感動シーンや、ふたりのコラボサインカード登場への期待はしばらく、止まりそうもない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。




























