MLBコロラド・ロッキーズは2月10日、ボルチモア・オリオールズからフリーエージェント(FA)となっていた菅野智之投手と1年契約を結ぶことで合意したと発表した。米国メディアは契約金は510万ドル(約7億8700万円)と伝えた。2月11日にメディカルチェックなどを受けたあと、12日にはアリゾナ州でバッテリー組のキャンプインを迎える。
菅野は136勝をマークした読売ジャイアンツから海外FA権を行使し、オリオールズへ移籍。MLB1年目の昨季は30試合に先発し、10勝10敗、防御率4.64の成績を残した。3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表に、2017年に続き、2大会ぶりに選ばれている。

コロラド州デンバーに本拠地を置くロッキーズは、1993年に創設された球団で、大谷翔平選手らが所属するロサンゼルス・ドジャースと同じナショナル・リーグ西部地区になる。
ロッキーズでプレーした日本人選手は吉井理人投手、マック鈴木投手、松井稼頭央内野手に続いて4人目、投手では3人目となる。
松井稼がプレーした2007年に球団史上初のワールドシリーズに進出したが、近年は低迷が続いていて、昨季は43勝119敗と球団史上最低勝率で4年連続の地区最下位に沈んだ。

本拠地クアーズ・フィールドは標高1600メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて打球の飛距離が約10%伸びるとされている。1996年には野茂英雄投手(ドジャース)が初めてノーヒットノーランを達成し、偉業としてたたえられた。

本拠地の影響もあり、昨季のチーム防御率は両リーグ最下位の5.97。投手陣の立て直しが急務となる中、菅野には先発ローテーションの一角としての期待がかかる。昨季、オリオールズでア・リーグワーストの33本塁打を許した右腕があえて選んだ不利な状況で、どんな投球を見せるか、注目を集める。

昨年、作られた「オリオールズ・菅野」のトレーディングカードにはルーキーカード(RC)のロゴマークが入った価値のあるカードになった。読売とチームカラーが同じオレンジということもあり、ユニホームにもカードにも違和感がなかった。オリオールパークで本拠地デビューを果たした際の上下、オレンジ色の復刻ユニホーム姿もカードになっている。ロッキーズのチームカラーはパープルだが、どんなカードになるのか、その投球同様、楽しみだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。


























