第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンドC組の日本代表侍ジャパンは3月10日、チェコに9-0で勝利。4連勝で1次ラウンドを終えた。
WBC連覇を目指す日本は台湾、韓国、オーストラリアに3連勝して1次ラウンドの1位通過を決め、この日はここまで3連敗のチェコと対戦。
先発は、前回大会でチーム最年少だった23歳の髙橋宏斗投手。最速155km/hキロのストレートと鋭く落ちるスプリットでチェコ打線を寄せつけず、5回途中を2安打無失点。5三振を奪った。
チェコも先発のサトリア投手が130km/hに届かない緩い変化球でうまくタイミングを外し、5回途中を無失点。大谷翔平投手、鈴木誠也外野手、吉田正尚外野手が欠場した打線は、毎回、走者ラを出しながら、あと一本が出ず。
ふだんは電気技師として働くサトリア投手はこの大会、この試合が最後のマウンド。降板する際にはチェコの応援団だけでなく、東京ドームを埋めた満員のスタンドがスタンディングオベーションで好投を讃えた。
それでも、0-0で迎えた8回に1死一塁、途中出場の若月健矢選手が右翼線へ二塁打。相手の送球エラーも重なり、侍ジャパンが1点を先制した。
さらに、2死一、二塁で周東佑京外野手が右中間スタンドへ3ラン、2死満塁で村上宗隆内野手にも今大会初ホームランとなるグランドスラムが飛び出し、この回打者13人の攻撃で一挙9点。ビッグイニングで試合を決めた。
投手陣は髙橋から宮城大弥、金丸夢斗、北山亘基とつなぎ、2安打完封リレー。14三振を奪う快投で、フロリダ州マイアミで行われるドミニカ共和国もしくはベネズエラとの準々決勝に勢いをつけた。
「なかなか点が入らない中、若月選手がいいところで打ってくれたので、なんとか返したいと打席に入った。初めてぐらいの感覚で、打った瞬間、ホームランかなと思った。まさか自分がこういう舞台で打てるとは思わなかったので歓声が気持ちよかった」と周東はヒーローインタビューで話した。
準々決勝に向けては「日を追うごとに結束力が高まっているし、自分もこのチームで勝ちたいという思いが大きい。これからは、さらに強いチームとの対戦になるが、自分たちでやれることをしっかりやって、いい顔で日本に帰ってこられるように頑張りたい」と続け、大歓声を受けた。

TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」がこの試合から選んだ選手はチェコのサトリア。残念ながら侍ジャパンからは周東も、村上もカードにならなかった。周東は第1戦の台湾戦での9回のスーパーキャッチが「TOPPS NOW」になっている。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。


























