
中日ドラゴンズの次期監督に、福岡ソフトバンクホークス元監督の工藤公康さんの就任が10月8日、決定的になった。この日までにドラゴンズの親会社である中日新聞社系列の中日スポーツなど各メディアが報道。加藤宏幸球団社長が井上一樹前監督の辞任を受け10月に入って複数回にわたり直接、会い、就任要請したことを認めた。
工藤さんはソフトバンクの指揮官として、4年連続日本一を含めて、監督として7年間で5度、日本一に立った。現役時代は西武ライオンズ、福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズで通算224勝142敗、3セーブ、10ホールド、防御率3.45をマーク。最優秀防御率4回、最多奪三振2回、最高勝率4回のタイトルを獲得し、MVPにも2回、選ばれたほか、11回の日本シリーズ制覇に貢献し「優勝請負人」と呼ばれた。

選手、コーチを含めて一度も中日のユニホームを着ていない完全な外部招へいになる。、中日にとって、球団監督は生え抜きが基本線で、完全に外部から招へいした指揮官は、84年の山内一弘・元監督以来となる。
「OBが悪いわけではなく、今のチームに何が必要か考えて、今回は外部からとなりました。経験・知見をドラゴンズに注入してくれる方が一番となりました。勝ち方を知っている方。期待している」と加藤球団社長は工藤さんへの就任要請の経緯を説明した。

「選手には1年でも長く現役をやらせてあげたい。そのために、鍛えることが重要。ただ、強制はしない。選手が納得して取り組む、鍛えるようにしたい」と「内諾」ともとれる言葉を工藤さんから受けた。
名古屋市出身の工藤さんは名古屋電気高(現・愛工大名電)に進み、甲子園ではノーヒットノーランも達成している「地元の星」でもあるが、「結果的に地元だったな、名電出身だったなという程度。監督選任に出身地は考慮されていません」と加藤球団社長はあくまで、その手腕に期待する。

契約は複数年になる見込みだ。「次の(球団創設)100年に向けて強固なチームづくりをしてほしい」と加藤球団社長は工藤さんに伝えた、という。中日は今季の最下位を含め、6年連続Bクラスで2011年以来、15年間リーグ優勝から遠ざかっている。クライマックスシリーズ(CS)進出も2012年を最後に逃し続けている。
ドラゴンズの29代目監督として「優勝請負人」が18年ぶりにグラウンドに帰ってくる。最新のトレーディングカードはエポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」の、華々しいフラッシュを浴びる就任会見での限定カードになりそうだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























