
米大手オークションハウス「Goldin Auctions」で8月16日、アイスホッケーのカナダ代表、マックリン・セレブリーニ(サンノゼ・シャークス)のルーキーカード(RC)が1,281,000ドル(約2憶500万円)で落札された。NHL史上最高の選手、ウェイン・グレツキー以外のホッケーカードとしての最高額を記録した。
このカードは「2024-25 Upper Deck」シリーズ2に収録されたサブセット「Young Guns」の1of1パラレル、アウトバースト・ゴールド版。PSAのグレーディング鑑定で「Authentic」の評価を受けていた。
ホッケーカードの記録は、2021年に個人で5,200,000ドルで売買された「1979-80 O-Pee-Chee」のグレツキーのルーキーカード。今回のセレブリーニのRC売却以前では、現代のホッケーカードで支払われた最高額は2025年12月に記録された「2015-16 Upper Deck Cup」の99枚パラレル(PSA10)の571,000ドルだった。

「Upper Deck」の「Young Guns」はホッケーカードでは最も知られたRCで、出現率は1ボックスに4枚程度。パラレル版はさらに出現率は下がり「アウトバースト・ゴールド」はシリアルナンバー1/1の世界に1枚しか、存在しない。
出品者は「シカゴランド・スポーツカード」で購入したボックスから引き当てた。カードを売ることでディズニーランドへの家族旅行も可能になると話した、という。
このカードには市場に出現する前から懸賞金がかかっていた。250,000ドルのオファーが出ていたが、引き当てられると、600,000カナダドルでの譲渡の打診があった。持ち主は申し出を受け入れず「Goldin Auctions」に出品した。
カードが1of1であることと同時に、セレブリーニがNHLの若きスーパースターのひとりに台頭したことも今回の落札額につながった。
セレブリーニは2024年のNHLドラフトでサンノゼから全体1位指名を受け、入団。ルーキーイヤーには70試合で63ポイントを記録し、2年目の昨季、さらに大きな飛躍を見せました。19歳のシーズン中に45ゴール70アシストを記録した。
2025年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックにはカナダ代表として出場。決勝で米国代表に敗れたが、大会6試合でチーム最多の5ゴール、5アシストを記録し、オリンピックオールスターチームに選出された。翌年には史上最年少で代表チームのキャプテンに指名された。
近代のホッケーカードではコナー・マクデイビッド、シドニー・クロスビー、アレックス・オベチキンらがスター選手として人気を集めてきたが、若きセレブリーニが一気に彼らを追い越した。
※落札額はバイヤーズプレミアム込み。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。





























