
プロボクシングの元世界王者で、タレントのガッツ石松さん(本名=鈴木有二さん)が6月2日、肺炎のため、天国へ旅立った。76歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
栃木県粟野町(現鹿沼市)出身。1966年にプロデビュー。74年、3度目の世界タイトル挑戦でロドルフォ・ゴンザレス(メキシコ)にKO勝ちし、世界ボクシング評議会(WBC)ライト級王座を奪取した。76年に王座を失うまで5度の防衛を果たした。通算成績は31勝(17KO)14敗6分けだった。
ライト級(制限体重約61.2キロ以下)は世界的に層の厚い階級とされ、日本人選手で初めて世界王者になった。その後も畑山隆則、小堀佑介の計3人しかライト級世界王者になっていない。
左、右のパンチを連続で繰り出すワンツーの速さは驚異的で、相手に見えないという意味で「幻の右」と呼ばれた。拳を突き上げて喜びを表現する様は「ガッツポーズ」として定着した。
引退後は俳優、タレントとしてテレビや映画などに数多く出演。ユニークな語録と「OK牧場」のフレーズでも人気を博した。1996年には衆院議員選挙に出馬した。
ボクシング界では、日本人の歴代世界王者を集めた「世界チャンピオン会」の発足メンバーとなり、初代会長に就いた。
元世界チャンピオンとして、トレーディングカードも作られており、2013年にBBMが制作したボクシングカードセット「The Champ」、2016年のオールスポーツカード「Masterpiece」に雄姿が残されている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。




























