【コラム】日本人史上初のNFL選手に大きな前進 松澤寛政がレイダースと契約

日本におけるアメリカンフットボールの歴史が大きく動きました。
2026年のNFLドラフトで、ハワイ大のキッカー・松澤 寛政選手が、NFLのラスベガス・レイダースとUDFA(ドラフト外)によって契約を結んだのです。

1920年のNFL創立以来、NFLの舞台で活躍した日本人選手は一人も存在しません
過去にトレーニングキャンプに招待を受けたりと挑戦をした選手は何人も存在しましたが、開幕ロースター入り、そして公式戦出場という壁は、野球やバスケットボールなど、アメリカの舞台で日本人が活躍する中、いまだ日本人選手にとって未到達の領域となっています。

松澤 寛政選手はハワイ大のキッカーとして、2025年シーズンにはフィールドゴール成功率93.1%という成績を残し、CBSが選ぶカレッジオールアメリカンチーム1st チームに選出されました。

これは全米カレッジの攻撃陣の中で最も優れたキッカーという評価とほぼ同一で、この頃から松澤選手の注目度は加速度的に上昇していきました。

今回松澤選手が契約したのはドラフト外契約と呼ばれ、ドラフトで指名されなかった有望な選手たちが自由競争で獲得される制度になります。
もちろん各チームは事前にドラフト外契約で獲得したいリストを整理しており、レイダースは松澤選手を獲得することに意欲があったといえます。

ラスベガス・レイダースは2026年ドラフトの全体1位指名権で、カレッジ全米制覇を成し遂げたインディアナ大のQB、フェルナンド・メンドーサを指名しました。

レイダースの未来を託す全体1位指名QBと同期となったことで、これから一時代を共に築いていく可能性にも、大いに期待ができます。
また、当然今年後半に発売されるNFL系トレーディングカードにも収録が期待され、特に日本のコレクターからは注目の一枚となるのではないでしょうか。


もちろん、契約したとはいえ、NFLの入口にまだ立ったばかり。松澤選手にはこれからロスター入りに向けた熾烈な争いが待っています。
ですが、日本人初の開幕ロスター入り、そして日本人初のNFLの試合出場も松澤選手なら充分現実味があります。

“Tokyo Toe”の異名を持つ、松澤選手。
今後どんな活躍を世界最高峰の舞台で見せてくれるのか待ちきれません。

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文:伊藤航(株式会社ミント)
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